青学大野球部 駅伝パレードに刺激受け「陸上競技部に負けない 黄金時代復活へ」

[ 2020年1月28日 08:30 ]

「まずは2部優勝、そして1部復帰から」同校OBの小久保氏、ロッテ井口監督のプレートを前に「黄金時代復活」へ意気込む西川主将(左)エース森
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 【伊藤幸男の一期一会】青学大体育会は駅伝ばかりじゃない!1990年代は4度の大学日本一を含め、アマ球界最強を誇っていた青学大野球部が2部に低迷して5年。今春こそ東都大学野球リーグ1部昇格へ一丸となっている。

 昨季は春秋とも2部優勝まであと一歩及ばなかった。春は勝ち点4ながら専大戦連敗が響き2位に。秋も優勝した拓大に連勝もあと1勝が遠かった。新チームの主将に就任した西川藍畝(らんせ)内野手が力を込めた。「1勝にかける思いが全員強まった」。自身は昨夏の練習中、右肩関節唇損傷に見舞われ、秋シーズンを棒に振った。スタンドで声を枯らすもどかしさ。先輩や同期の無念が理解できるからこそ、大学最終学年に懸ける気持ちはMAXに達した。

 昨秋6勝を挙げ一躍エースに上り詰めた森圭名(けいな=3年)も気持ちは同じだ。9月22日の東農大2回戦では自己最速151キロを計測して6安打完封。同カードを含め4戦連続完封とチームを引っ張ったが10月23、30日の専大戦で痛打を浴びた。「ボクのせいで負けた。最後の最後で結果を出せないのが自分の弱さでした」。

 富山第一出身。2年生だった16年夏の甲子園では堀瑞輝(日本ハム)擁する広島新庄に1―7で完敗した。「堀さんからヒットは打てたんですけど…。ああいう方がプロに行くんですね」。年末年始は無休で母校の後輩と走り込んだ。「チームに貢献出来る勝負強さを見せたい。それにプロを目指すんなら3年生の時期が大切になってくる」。右肘関節炎症から完全復活した今年こそ成長した姿を示すつもりだ。

 今月25日、第96回箱根駅伝で2年ぶりの優勝に輝いた同大の駅伝メンバーが相模原キャンパスで優勝パレードを行った。「僕らは練習してました。負けたくありません」。西川は悔しさを押し殺しつつ練習後、3万人の熱狂ぶりをツイッターで確認した。

 偉大なOBの言葉が耳に残っている。昨年12月6日、侍ジャパン前監督の小久保裕紀氏、ロッテ・井口資仁監督の2000安打達成記念プレートの除幕式が同大相模原キャンパス内で行われた。小久保氏は選手を集め「青学は1部にいないといけない。2部じゃだめだ」とゲキを飛ばしたという。道のりは遠くても突き進むしかない。就任2年目の安藤寧則監督の下、ナインは黄金時代復活への第一歩を記す。

 ◆西川 藍畝(にしかわ・らんせ)1998年(平10)11月2日生まれ、和歌山県出身の21歳。同県日高川町の山野小4年時「川辺ウィンスターズ」で野球を始めた。京都・龍谷大平安に進学すると3年春のセンバツに「8番・遊撃」で出場。エース市岡奏馬(明大)らと4強に進出した。1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。

 ◆森 圭名(もり・けいな)1999年(平11)7月28日生まれ、富山県出身の20歳。富山市立長岡小2年時に「長岡ソルジャーズ」で野球を始めた。呉羽中1年まで捕手。富山第一では2年夏に背番号「10」で甲子園出場。1メートル74、80キロ。右投げ右打ち。

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