近大の“糸井二世”佐藤、プロアマ交流戦でアピールを「プロの投手を打てれば自信になる」

[ 2020年1月8日 18:24 ]

屋内でのフリー打撃を行う近大・佐藤
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 今秋ドラフト上位候補の近大・佐藤輝明内野手(20)が8日、奈良県生駒市の同大学グラウンドで始動した。1メートル87、92キロの体格から長打を量産し、身体能力も抜群。OBの阪神・糸井と多くの共通項を持つ“二世”は「相手も警戒してくると思うので、その中で結果を出すことが大事になる」と表情を引き締めた。

 今季最初のアピールの舞台は、リーグ戦開幕前だ。3月に予定されている阪神とのプロアマ交流戦。昨年の同戦では4打数2安打1打点を記録。試合前のフリー打撃では規格外の飛距離でプロ選手の目もクギ付けにするなど存在感を示した。昨秋リーグ戦では打率・188と安定感を欠いたが、スカウト陣の評価を再び上げていくには絶好の舞台。「楽しみです。高いレベルのチームとできるのはすごく楽しい。プロの投手を打てれば自信にもなる」と意気込んだ。

 昨年12月に近大OB会に出席。ロッテで通算2057安打、348本塁打、282盗塁を記録し、現役引退後には監督も務めた母校のレジェンド・有藤通世OB会長(スポニチ本紙評論家=73)から激励を受けた。初対面ではないが「(体が)デカいです」と改めて存在感に圧倒された。「期待していると言って頂いた」と温かい言葉には笑顔がこぼれた。

 3年間でリーグ通算11本塁打。1982年に関西学生野球連盟が設立されて以降の最多記録となる二岡智宏(現巨人3軍総合コーチ)の13本塁打に迫っているが「何本打つと決めるより、いいところで打ってチームを勝たせることが求められているところ」と副主将としてチームの勝利を最優先する。なお最速145キロ左腕の林山大州(たいしゅう)投手(21=創成館)もプロ志望を表明。「小さい頃からの目標だった。お世話になった方へ、何が恩返しできるかと言えば、プロで活躍している姿を見せること」と話した。

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