オリックス ジョーンズ獲得発表 カブレラに並ぶ球団史上最高年俸「早く神戸牛食べたい」

[ 2019年12月12日 05:30 ]

オリックス入団が決まり、福良GM(左)と握手を交わすジョーンズ
Photo By 提供写真

 オリックスは11日、新外国人選手としてメジャー通算282本塁打のアダム・ジョーンズ外野手(34=ダイヤモンドバックスからFA)の獲得を発表した。推定年俸400万ドル(約4億3600万円)の2年契約で出来高を含めると総額1000万ドル(約10億9000万円)。球団助っ人ではカブレラ(08~10年在籍)と並ぶ最高給で、米メディアによると3年目は球団側が選択権を持つ。背番号も愛着ある「10」に決まり、オリックス史上最強&最高年俸助っ人の誕生となった。

 ジョーンズは球団を通じ「私の人生の新しい章へ進む時が訪れた。オリックスが昔の強かった時代に戻るために私を必要としてくれ、私も挑戦しようと決めた。早く神戸牛を食べたいな」とコメント。米国のウインターミーティングで契約締結した福良淳一ゼネラルマネジャー(GM)は「バリバリのメジャーリーガー。興奮している」と喜びを隠さず「内角のさばき方がうまい。日本でも適応できる。ずっと成績を残しているし、まだまだやれる」と獲得に至った経緯を説明した。

 さらに、米国が東京五輪出場権を獲得した場合に代表入りしたい希望を持っており、同GMは「日本人選手と同じ扱いで、体に問題がなければOK」と容認する考えを示した。メジャー通算1939安打、ゴールドグラブ賞4度獲得。走攻守でキーマンとなれる男を迎え、5年連続Bクラスからの脱却を狙う。(鶴崎 唯史)

 ◆アダム・ジョーンズ 1985年8月1日生まれ、米カリフォルニア州出身の34歳。03年ドラフト1巡目(全体37位)でマリナーズと契約。06年7月にメジャーデビュー。08年にトレードでオリオールズ移籍し今季はダイヤモンドバックスでプレー。メジャー通算1823試合、打率・277、282本塁打、945打点。13、17年WBC米国代表。1メートル88、98キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2019年12月12日のニュース