松坂、西武復帰の舞台裏 「戦力として」心に刺さった渡辺GMの言葉

[ 2019年12月12日 08:15 ]

渡辺GM(左)と並んで笑顔を見せる松坂(撮影・尾崎 有希)
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 【スポニチ本紙・倉橋憲史野球デスクが見た舞台裏】「心」を探した2カ月だった。10月4日の中日退団決定後に松坂に電話をかけた。「なぜ退団を?」。しばらく沈黙した後「残ってほしいのか、退団してほしいのか、正直見えなかった」と言った。

 加藤宏幸球団代表との会談がクローズアップされていたが、与田剛監督とも複数回面談した。今季0勝。自らの立場を理解しているからこそ「残ってほしい」との声の裏側にある真意を探した。10月1日に自身の中日入団に尽力してくれた森繁和氏、友利結氏の退団が決定。「いちゃいけないと思った」。球団に退団の意向を伝えた際、慰留はなかった。

 説明を尽くそうとも周囲の「わがまま」との見方は消えない。だが、実情は違う。周囲に気を使われることを嫌う。小笠原や柳ら若手と食事に行っても、取り分けは松坂自ら行うほどだ。だからこそ、西武・渡辺久信GMの「戦力として必要」との短く、真っすぐな言葉は心に刺さった。

 西武での来季年俸は3000万円。中日の提示額より1000万円以上少ないと聞く。「条件」ではなく「心」を感じた古巣復帰。30分に及んだ会見では、ずっと笑顔だった。

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