秋山にDバックス猛アタック 日本選手で初めて会場で交渉同席 指揮官「エキサイティングな選手いる」

[ 2019年12月12日 05:30 ]

会見に臨むダイヤモンドバックスのロブロ監督(撮影・奥田秀樹通信員)
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 西武から海外FA権を行使して大リーグ移籍を目指す秋山翔吾外野手(31)が10日(日本時間11日)、2日目を迎えたウインターミーティングの会場で、ダイヤモンドバックス、カブスとの交渉に同席したことが分かった。日本選手が自ら同会場に足を運んで複数球団と交渉に臨むのは初めてだ。

 そんな秋山サイドに対し、幹部総出で本気度を示したのがダ軍。マイク・ヘーゼンGM、トーリ・ロブロ監督、ジャレッド・ポーター、アミエル・サーディ両GM補佐の球団首脳に加え、複数の国際スカウトも立ち会った。3人で面談したカブスの倍以上と、違いは明らかだった。

 ダ軍の今季の補強ポイントは中堅手。面談後、監督会見でロブロ監督は特定の選手には言及できないとした上で「国際市場には確かに私たちを心躍らせる名前がある。現時点では何も決断していないが、我々が気にしているエキサイティングな選手がいる」と語った。ダ軍は18年から平野、吉川と2年連続で日本選手を獲得しており、関心度の高さがうかがえる。

 初の直接交渉とあり、住環境や球団の歴史などの説明が中心だったもよう。金銭面などの交渉は今後、本格化する。誠意を込めた猛アタックが秋山に届くか注目される。

 《レッズ移籍すれば全30球団邦人制覇》秋山の移籍先候補にはレイズ、レッズの2球団も挙がる。レイズはレギュラーを固定せず、同ポジションの選手を好不調などに応じて起用する方針にフィットする可能性が高い。レッズは日本で実績十分の31歳にかかる期待は大きく、デビューすれば日本選手初。全30球団で日本人大リーガー誕生となる。

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