来夏の大阪大会で初のシード制導入へ 全国唯一採用なかった激戦区 暑さ対策などでついに大改革

[ 2019年12月12日 07:00 ]

大阪桐蔭・西谷監督(左)と履正社・岡田監督
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 来夏に開催される「第102回全国高校野球選手権大阪大会」で初めてシード制が導入される見通しとなった。11月26日に大阪市内で開催された加盟校顧問会議でその旨が各校へ通達された。関係者は「検討の段階です」と明かした。全国屈指の激戦区にあって、47都道府県で唯一シード制を採用してこなかった大阪府高野連が大きな改革に乗り出す。

 シード制導入の背景の一つに暑さ対策がある。異常気象が続く近年は、甲子園大会でも選手の健康管理維持が大きなテーマになっていた。今夏の大阪大会2回戦で東海大大阪仰星が開明に59―0で大勝。01年夏の2回戦で大阪桐蔭が柴島から奪った大会最多記録に並んだ。関係者によると、暑さ対策とともにこの試合もシード制導入の機運を高めたという。最近では萩生田光一文部科学相が「もはや甲子園での夏の大会は無理だと思う」と発言したことも大きな話題になったばかりだ。

 来夏の大阪大会でシードされるのは16校で2回戦から登場する予定だ。来春の同大会でベスト16へ進出した学校が夏のシードの対象になる。これまでシード制がなかった大阪は他県と比べ、春の大会のテーマを見いだしにくい状況にあったが、これも改善される。

 夏の大阪大会は3回戦まで北地区と南地区にブロック分けされ、抽選が行われる。大阪桐蔭や履正社は北へ、近大付や大体大浪商は南に振り分けられている。仮に来春の大阪大会16強を北地区が独占すれば、北地区だけにシード校が存在することになる。

 15年夏の大阪大会は初戦(2回戦)で大阪桐蔭と履正社が激突し、大きな話題を呼んだ。来春の大会で大阪桐蔭と履正社がともに16強入りすれば、夏の両校の対戦は互いに勝ち進めば4回戦以降となる見通しだ。

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