日本郵船・江黒投手 大ケガ乗り越えMVP輝く OFBL秋季納会

[ 2019年12月12日 21:42 ]

OFBL秋季納会 ( 2019年12月12日    東京・丸の内・日本工業倶楽部 )

<秋季OFBL納会>F組の最高殊勲選手に輝いた日本郵船・江黒孝夫選手(撮影・森沢裕)
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 45歳以上の経済人による軟式野球、OFBL(オーバー・フォーティー・ベースボール・リーグ)秋季リーグF組優勝に輝いた日本郵船から、江黒孝夫投手(59)がMVPに輝いた。

 「てっきりバッテリー賞かと…。まさかMVPなんて会場に来るまで知らなかった」と重いトロフィーに目を白黒させた。

 決して「野球エリート」ではなかった。40年前、東京六大学の名門野球部入りを希望したが、首脳陣から「3軍か打撃投手」と“非常通告”にうなだれ軽音学部へ。それでも草野球は続けた。硬式野球経験者がいない日本郵船OFBLでエースとなったが、アクシデントに見舞われる。15年秋バッテリー賞に輝くと、翌年春季リーグ戦中に右肩腱板断裂のアクシデント。当時は右手上がらず、パソコンさえ四苦八苦したが、本人はマウンド復帰を目指していた。主治医から「また野球やるの」とあきれられたが「大好きだから」とリハビリに耐え抜いた。

 来春は再びO組の一員に。「またF組に戻りますよ」とジョークを交えながら、かつて社会人で活躍した打者に老獪な投球術を見せつける。

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2019年12月12日のニュース