阪神・糸井、来季は「いろんなものをジャッカル」 ラグビーW杯が刺激「優勝したい」

[ 2019年12月12日 05:30 ]

契約を更改し、笑顔で会見する糸井(撮影・成瀬 徹)      
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 阪神の糸井嘉男外野手(38)は11日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み現状維持の年俸4億円(金額は推定)で更改した。移籍3年目も左足首を痛めて戦線離脱するなど不完全燃焼に終わっただけに、4年契約最終年となる来季に向け「いろんなものをジャッカルしたい」と、ラグビーワールドカップ(W杯)で史上初の8強入りを果たした日本代表に負けない活躍で、猛虎を2005年以来のリーグ優勝に導く決意を示した。

 日本中を熱狂させたラグビー日本代表にあやかろうという狙いもあったのだろう。糸井は来季の意気込みを問われると、今年の新語・流行語大賞にもノミネートされたラグビー用語を出し、期する思いを語った。

 「けがでいろんな苦しい思いをしてきた。その中でこの年齢で手術もさせてもらったので、うっぷんを晴らしたい。いろんなものをジャッカルしたい」

 過去2年はシーズンを通して活躍できず、期する思いを持って臨んだ今季だったが、8月9日広島戦で左足首の靱(じん)帯を損傷し戦線離脱。10月初旬には左足首の手術に踏み切った。リハビリに励む中で力をもらったのがラグビー日本代表の奮闘。試合をテレビ観戦していたといい「めっちゃ見ていました。日本を応援していました。大きいし、かっこいいですね」と振り返った。

 「ジャッカル」とはタックルなどで相手を倒した際にボールを奪い取ることをいう。糸井にあてはめれば、相手投手を打ち砕きチームの勝利をもぎ取る――といった感じだろうか。「いろんなものを」の言葉には今季103試合出場で打率・314、5本塁打、42打点に終わったふがいない数字の上乗せはもちろん、移籍3年間でたまった悔しさを一気に晴らしたい思いも感じられた。

 ラグビー以外にも刺激を受けた。リハビリの一環として、東大阪市の車いすスポーツ施設「ウィルチェアースポーツ広場」に出向いて車いすソフトボールで下半身不随や脊髄損傷などの身体障がいを持つ人たちとも交流を図った。

 現在は片足でジャンプできるまでに回復しており、鳴尾浜を拠点にランニングやジャンプ系の瞬発トレーニングを中心にリハビリにも励む。現状を「98%くらい」とし、来年2月の春季キャンプには「102%くらいで(臨める)」と絶好調での沖縄入りを宣言するなど糸井節は健在だ。

 「優勝したいという思いで、来させてもらっているので、阪神でも優勝を経験したい。1年間、戦力として活躍して監督を胴上げしたい」

 糸井がシーズンを通して活躍すれば、おのずと猛虎版「ONE TEAM(ワンチーム)」が成立する。 (長谷川 凡記)

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