DeNA「代役4番」ロペス逆転2ラン、筒香不在なんの「役割果たした」

[ 2019年4月15日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―2広島 ( 2019年4月14日    横浜 )

<D・広>4回1死二塁、左越え逆転2ランを放つロペス(撮影・久冨木 修)
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 「代役4番」は燃えていた。欠場した盟友の思いもバットに込めた。試合後のお立ち台。DeNA・ロペスは「筒香がいなかったけど、本人の代わりに打ちたいと思っていたよ」と胸を張った。

 1点を追う4回1死二塁で逆転の2号2ランを左翼席に運んだ。「しっかりボールを捉えて、何とか同点にと思った。感触は完璧だった」。不動の4番・筒香が前日の試合で右肘に死球を受けた影響で欠場。急きょ4番に入った助っ人だが、経験は豊富だ。4番スタメンは巨人時代を含めて126試合目。「4番弾」は昨年5月13日ヤクルト戦以来だ。

 「筒香のいないラインアップは心配だったけど、みんながそれぞれ役割を果たしたと思う」。練習ではキャッチボールの相手を務めるなど、常に行動を共にする相棒。親しみを込めて「チャモ」の愛称で呼んでくれる筒香はスペイン語も堪能だ。頼れる仲間が不在。本人は「出る」と志願したが、首脳陣がストップをかけた。その筒香からロペスは「ホームランを3本打って」と冗談交じりに託されたという。約束には2本足りなかったが、値千金の1本だった。

 これで3カード連続勝ち越しで、開幕5カードで負け越しはヤクルト戦のみ。貯金3として巨人をかわして2位に浮上し、ラミレス監督も「ロペスは素晴らしい仕事をしてくれた。(筒香不在の中で)ビッグ・ビクトリーだ」とうなずいた。

 この日は球団創設70周年記念試合。前日に続いてユニホームの名前はチーム全員が「YOKOHAMA」だった。「みんな一丸となって戦っているよ」と「代役4番」のロペスは誇らしげだった。(鈴木 勝巳)

 ▼DeNAソト(8回にリーグトップタイの左越え6号ソロ)チェンジアップを完璧に捉えることができた。チームにとって貴重な1点になったと思う。

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