阪神 西で連敗脱出、7回2失点2連勝にプロ初打点「よかった」

[ 2019年4月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―2中日 ( 2019年4月14日    甲子園 )

<神・中>梅野(左)とともにお立ち台で絶叫する西(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 阪神・西勇輝投手(28)が14日の中日戦で攻守にわたって4連敗からの脱出へ貢献した。雨中の悪条件だった本拠地デビュー戦で7回2失点の力投。4回には左前への2点適時打でプロ初打点を記録した。甲子園球場での白星はプロ初勝利を挙げた11年4月17日の楽天戦以来、2919日ぶり。思い出の地で投打に暴れ回った。

 雨中の聖地は投打で西の独壇場だった。1点劣勢の4回。福留、梅野、木浪の適時打で3点を奪うと、なお続く1死二、三塁の絶好機に燃えた。真ん中低め直球を仕留めた打球は左前で弾んだ。2者が生還。記念すべきプロ初打点を叩き出し、右の拳を高々と突き上げた。直前のスクイズ失敗(ファウル)を取り返す一撃。梅野と上がった歓喜のお立ち台で声がうわずった。

 「ありがとうございま~す!(適時打を打った経験は)ないんですけど、本当に振ったら当たりました。よかったです」

 4連敗の苦境で迎えたマウンド。雨で心掛けたのはいつも以上のテンポの良さだ。2回に1点を先行されても、4回1死一塁では高橋を注文通りの投ゴロ併殺打。ぬかるむ足場でスパイクに土が絡んでもテンポだけを意識して投げ抜いた。甲子園での勝利はプロ初勝利を収めた11年4月17日の楽天戦以来、2919日ぶりだ。「みんなで絶対に乗り越えないといけない時。連敗中というのは。自分の番がたまたま回って来て、勝つことができました」と笑った。

 今春の沖縄・宜野座キャンプは宿泊ホテルからすべて第1陣で出発し、球場到着は常に一番だった。全体練習前の無人のグラウンドで黙々と走った。「僕たち中堅が前へ出るべき。いつまでもベテランの方に頼ってばかりでは…。能見さんや藤川さんに遠慮がちというか、自分たちが前に出てやらないと、いつまでたってもあの2人からポジションは奪えない」――。ベテラン組へ敬意を払いつつ、態度と背中で若手への模範を示してきた。

 野球を始めた小学校時代に続き、中学も高校もストライプのユニホームとは無縁だった。「いつかは着てみたかった」という縦じまが聖地で映えた。4万6273人の大観衆で膨れ上がった甲子園も大好きになった。「投げている時もフライが上がってアウトになったり、三振もそうだし、ゲッツーもそうですけど、1球に対して本当に集中しているというか、選手とともに戦っている気がして、自分は好きです」。次戦は21日の巨人戦が有力。平成最後のTG戦も虎投のニューリーダーが主役を演じる。(吉仲 博幸)

 ▼阪神・矢野監督 西が投打にね、本当に良く引っ張ってくれたというか。西のおかげという部分が大きいんじゃないですか。本当に西らしさを出してくれている。頼もしく見えます。西がしっかり(連敗を)止めてくれた。いろんな意味で意味のある1勝だったと思います。

 ≪安打は3本目≫西(神)が4回に移籍後初安打を放ち、プロ初打点もマーク。安打はオリックス時代の17年6月16日DeNA戦(中安打)以来3本目で、通算打率・083。
 ▽オリックス・西のプロ初勝利 11年4月17日の楽天3連戦の3戦目にプロ2度目の先発。初回に犠飛で先制された後は危なげない投球で7回を3安打1失点に抑えた。8回にT―岡田の適時打などで逆転して4―1で勝ち、プロ3年目で初勝利。楽天は前月に発生した東日本大震災の影響で本拠地・Kスタ宮城を使用できず、パ・リーグ球団として初めて甲子園で公式戦を主催した。

続きを表示

この記事のフォト

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2019年4月15日のニュース