広島屈辱 初の開幕5カード連続負け越し…緒方監督「これが現状」

[ 2019年4月15日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2―4DeNA ( 2019年4月14日    横浜 )

<D・広>ベンチで腕組みする緒方監督=左(撮影・久冨木 修)
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 広島は14日のDeNA戦に2―4で敗れ、球団史上初の開幕から5カード連続負け越しが決まった。4番・鈴木誠也外野手(24)が2回に左翼へ7試合ぶりの6号先制弾を放ったが、終盤の好機に1本が出ず“花冷え”状態に逆戻り。先発・九里も4回3失点と粘れず、ローテーション剥奪の危機に直面した。再び借金7を抱える苦境。王者の逆襲はいつか。

 勢いが続かない。前日13日につながった打線は一転、井納の球威のある直球と低めの変化球にてこずり、またしても凡打の山を築いた。その中で唯一タイミングが合っていたのが鈴木だ。序盤2回、先頭打者で待望の一発を叩き込んだ。

 「積極的に打ちに行き、しっかり捉えられたと思います」

 1ボールからの外寄りスライダーを、体勢を崩すぐらい思い切り振り抜いた。打球は赤ヘル党で埋まる敵地の左翼席へ着弾。7試合ぶりの6号先制弾となった。前日に23打席ぶりの安打を放った一夜明け。トンネル脱出の効果は絶大だった。

 2点を追う7回には再び先頭でチャンスメーク。カウント3―1からの外角直球を左前へ運び、井納をマウンドから引きずり降ろした。続く代打・バティスタの左前打と西川の犠打で1死二、三塁。一打同点の好機で、しかし、後が続かない。

 「三振が一番ダメ。反省しないと…」

 会沢は、代わったパットンのスライダーに空振り三振。捕逸で1点を返したものの、安部のバットも空を切った。チーム状態を如実に表すシーン。“丸が抜けた影響は?”と問われた選手会長は「MVPだし、そりゃあるでしょ」と認めつつ、言葉に力を込める。

 「そんなこと言っていられない。みんなでカバーするしかない」

 鈴木も厳しい表情を崩さなかった。この日は上位3人がそろって無安打に終わり、4打席はいずれも走者なしの場面で回ったもの。勝負強さを発揮する場面はなく、2安打を放ってもチームが負ければ悔しいだけだ。

 「結果(2安打)はよかったけど、打っても負けたら意味がない。次、頑張ります」

 投打の歯車がかみ合わず、球団ワーストとなる開幕から5カード連続負け越し。緒方監督は「これがチームの現状。立て直し、1試合1試合、しっかり戦うだけ」と語った。借金7を背負う苦境。あえぐ王者はいつ逆襲に転じるのだろうか。(江尾 卓也)

 ≪07年超える屈辱≫広島は開幕から5カード連続負け越し。07年の開幕4カード連続を更新する球団ワーストで、同年はVS阪神(○●●)、VS横浜(●○●)、VSヤクルト(●○●)、VS巨人(○●●)、VS中日(雨○●)、VS巨人(○●●)、VS横浜(○●●)、VS中日(●●○)、VS阪神(○○○)と、開幕から8カード連続で勝ち越しがなかった。

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