甲斐V打&キャノン締め 憧れモリーナから「ベストフレンド!」

[ 2018年11月15日 05:30 ]

日米野球第5戦   侍ジャパン6―5MLB選抜 ( 2018年11月14日    ナゴヤD )

8回2死一塁、甲斐は勝ち越しとなる左中間適時二塁打を放つ(投手・オテロ)(撮影・椎名 航)
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 「甲斐キャノン」で締めた。6―5の9回1死一塁。ハニガーの遊ゴロで併殺を狙った山田哲の一塁送球がそれると、カバーに入った甲斐が二塁を狙ったハニガーの足を見事に封じて試合を終えた。「当たり前のことを当たり前にしただけ」と、思わぬ見せ場を振り返ってはにかんだ。

 6回に今季メジャーで24盗塁のロサリオに二盗を許し、ソフトバンクでのCSファイナルステージ、日本シリーズ、侍ジャパンでの台湾戦と8連続で記録していた盗塁刺が止まった。送球がわずかに一塁側にそれ、源田のグラブからこぼれた。

 だが、その悔しさはバットで返した。5―5の8回2死一塁からオテロの124キロスライダーを捉え、左中間へ決勝の適時二塁打。「(上林が)よく走ってくれた」と一塁走者だった同僚の激走を称えた。7回にも右前適時打を放ち、2安打2打点をマークした。

 前日の試合後、MLB選抜のクラブハウスを訪れ、憧れのモリーナからミットをもらった。「やばいっすね。とても使えません。飾ります」と興奮を隠さず、この日は甲斐からミットを贈った。試合中にはモリーナから「ベストフレンド!」と声をかけられた。打率・571で攻守に充実の日米野球も残り1試合。「明日は最後。どんな形でも勝ちたい」と有終の美を飾るつもりだ。 (君島 圭介)

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2018年11月15日のニュース