岡本、松井“再現”弾!22歳4カ月の侍1号 大先輩に続いた

[ 2018年11月15日 05:30 ]

日米野球第5戦   侍ジャパン6―5MLB選抜 ( 2018年11月14日    ナゴヤD )

2回無死、中越えに本塁打を放つ岡本(撮影・成瀬 徹)   
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 侍ジャパンが終盤の逆転勝利でMLB選抜との対戦成績を4勝1敗とし、前回14年に続く日米野球勝ち越しを決めた。岡本和真内野手(22=巨人)が2点を先行された直後の2回、中越えの侍ジャパン初本塁打。巨人キャンプで教えを受けたMLB選抜・松井秀喜コーチ(44)に1年間の成長を見せたアーチとなった。

 その言葉が、たまらなくうれしかった。3回。一塁の守備位置についた岡本は、松井秀喜ベースコーチから声を掛けられた。「ナイスバッティング」――。日米野球13打席目で飛び出した待望の「侍1号」。尊敬する師匠が相手ベンチで見守っていた。その視線を奪ったのは2回だった。

 「本塁打もヒットも、引っ張るのではなく逆らわずに素直に打ち返せた。(松井コーチの)目の前で打てて素直にうれしい」

 先頭で打席に入り、ゲラの直球をバックスクリーンに叩き込んだ。7回にも右前打で出塁、逆転劇の起点になった。この日の試合前も山川らとブルペンでアーリーワーク。金子ヘッドコーチを相手にティー打撃を繰り返し「体とバットが離れていたので、体の近くを通すことを意識した。感覚もだいぶ良くなった」。不断の努力はシーズン中と変わらない。

 今春のキャンプで、松井臨時コーチから熱烈な指導を受けた。軸足に体重を残せ――。教えを忠実に守り、シーズンでは史上最年少で打率3割30本塁打100打点。その松井氏は巨人4年目の96年、22歳4カ月で日米野球初アーチを放った。今の岡本と同じ年齢で、飛距離もくしくも同じ130メートルだった。系譜は受け継がれた。

 円陣の声出しで笑いを取るなど、先輩陣にいじられる日本の野手最年少。大いなる刺激をもらう日々だ。自身より年下のMLB選抜・ソトの強烈な打撃に衝撃を受け「YouTubeで彼のホームラン集の映像を見た。凄いですね」。パワーだけでなく高い技術に「初めて生で見てビックリした」という。全てが血となり肉となる。若さの武器だ。

 「いい本塁打だった。彼は中堅方向にいい打球が飛ぶからね」。松井コーチからはお褒めの言葉をもらったが、22年前と違う点もある。当時、ゴジラは22歳にしてJAPANの4番打者だった。岡本の未来。さらに成長する姿を見せる機会は、無限にある。 (鈴木 勝巳)

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