ソフトB新井2軍打撃コーチが入団会見「若い選手覚醒させたい」

[ 2018年11月15日 05:30 ]

入団会見に臨む新井宏昌2軍打撃コーチ
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 常勝軍団の将来を担う第2のイチロー、丸よ、出てこい!ソフトバンクの新井宏昌2軍打撃コーチ(66)が14日、秋季キャンプを行う宮崎市生目の杜運動公園で入団会見に臨んだ。前身の南海と近鉄で通算2038安打の“打撃職人”は1軍打撃コーチだった2008年以来11年ぶりの球団復帰で背番号は77。合流初日から7年目の釜元豪外野手(25)らを熱血指導した。

 いきなり初日から7時間超の熱血指導だ。ユニホームが間に合わず、ジャージー姿でグラウンドに現れた新井コーチは積極的に声を掛けた。主なターゲットは、球団から“強化指定”された左打者たち。この日は釜元への指導に特に熱がこもり、自らバットを持って手本を示した。「右投げ左打ちの選手はどうしても右手が疲れて左手を使ってしまう。右手を使うように」。全体練習終了後は室内練習場でのマシン打撃。これも1時間近くスイングを見守った。

 名伯楽の手ほどきを受けた釜元は「左手が大事だと思っていた。逆のことを言われた」と目からうろこが落ちた様子。戸惑いながらも「後半は感じがつかめてきた」と“安打製造機”から技術を吸収しようと必死に取り組んだ。昨年までファームで2年連続盗塁王に輝いた俊足が持ち味。工藤監督からも「コーチから“あとは打撃だけ、1軍でも通用する選手の一人”と聞いている。良いアドバイスをもらってレベルアップしてほしい」と素質開花を待ち望まれる若鷹の一人だ。

 新井コーチはオリックスでイチロー、広島で丸や松山、ダイエー時代を含めたソフトバンクでもコーチを歴任し川崎宗則や村松有人(現1軍外野守備走塁コーチ)らを育てた。さらに大リーグ、パドレスのアドバイザーを務める野茂英雄氏の縁で、今年2月にはキャンプでメジャー選手を視察した。自身の卓越した技術を、それぞれの個性に合わせて伝える指導力は引っ張りだこだ。

 03〜04年のダイエー、07〜08年のソフトバンクに在籍した当時に監督を務めた王貞治球団会長から連絡を受け「思い切りやってくれ」とハッパをかけられた。スーツ姿で入団会見に臨んだ新井コーチは指導歴の“集大成”となる選手を送り出す意気込みを示した。

 「選手の個性を生かしていきたい。若い選手を育成、覚醒させたい。若い選手と接するのは楽しい。一流、超一流の選手を育てるのが最後の仕事として、いいかなと思った」

 3年連続日本一を目指すチームにまた一つ強力なピースが加わった。

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