楽天の嶋ら 福島県浪江町の小中学生3人と保護者を球場に招待

[ 2018年8月22日 17:13 ]

招待した浪江町の子供たちにサインボールと帽子をプレゼントした三好(左)と嶋(撮影・篠原岳夫)
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 楽天の嶋、三好、横山の3選手が22日のオリックス戦(楽天生命パーク)に福島県浪江町の小中学生3人と、その保護者らを球場に招待。嶋、三好が試合前に対面し、サインボール、帽子、タオルを直接手渡した。

 2011年3月11日の東京電力福島第一原発事故で浪江町内全域に出されていた避難指示は昨年3月31日に「帰還困難区域」を除く区域で解除されたが、震災前に町内の小・中学校で約1700人いた児童・生徒が現在は小学生8人、中学生2人の計10人という状態。その現状を知った三好が「何かをやりたい」と、嶋と浪江町出身の横山に相談し、今回の球場招待が実現した。浪江町で暮らす子どもたちに夏休みの思い出を作ってもらいたいというのが主旨で、三好は「僕は震災の翌年に入団したので、やりたいことも出来なかった。いつかこういうことをやれたらと思っていた。いい夏休みにして欲しい」と話した。賛同した嶋は「2学期も勉強とか色々頑張って」と、子供たちを激励した。

 また2軍調整中で対面できなかった同郷の横山は「震災から7年経っても浪江町は元の生活に戻れていないの。それを風化させないためにも今回の招待で、少しでも現状を知ってもらいたい」と球団を通してコメントした。

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2018年8月22日のニュース