阪神、快足植田1番起用も打線つながらず 金本監督「つけ込めなかった」

[ 2018年8月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―4中日 ( 2018年8月21日    ナゴヤD )

ベンチで険しい表情の金本監督(左は植田、右は北條)(撮影・椎名 航)
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 隣の芝生が青く見えて仕方がない!? 阪神は21日の中日戦(ナゴヤドーム)に1―4で敗れて2連敗。左腕ガルシア対策としてスタメンに右打者を6人起用したが、不発。相手の4番ビシエドに決勝3ランを許すなど助っ人勢の差が出た一戦だった。

 この日の敗戦を象徴するラストシーンだった。9回、糸井のソロで1―4とし、なお2死から3四死球で満塁。しかし途中出場の糸原が平凡な二ゴロに倒れて追い上げムードは急にしぼんだ。金本監督もがっくりだ。

 「つながりですね。つながり…。セットポジションになれば弱くなるんだけど。なかなかつけ込めなかった」

 左腕のガルシア対策として糸原と福留をスタメンから外した。左打者は4番糸井、5番ナバーロ、そして9番の投手岩貞だけ。両打ちの植田を含めて6人の右打者をスタメンに並べた。7回まで、その右打者が6安打するなど一定の成果は見せたが、得点圏では1本が出なかった。

 4回1死一、二塁ではナバーロが外角低めスライダーを空振り三振。続く俊介も空振り三振で還せない。7回2死一、三塁でも代打で登場したロサリオが2球目のチェンジアップを三ゴロ…。4度も得点圏に走者を進めたが、最後まで決定打は生まれなかった。

 好機で凡退したナバ&ロサの両大砲に対して、中日のビシエドには初回に決勝3ランを被弾。先発ガルシアには7回まで無得点に抑えられて12勝目を献上した。この日の一戦に限っては助っ人勢の力の差が出たのは否定できない。

 7月27日からスタートした夏の長期ロードも終盤を迎えた。残り5試合で、もっか10勝9敗。最低限、勝ち越しを目指して飛び出したがギリギリの戦いが続く。借金は5に逆戻り。ペナントレース最終盤のスパートへつなげるためにも、加速できる爆発力がほしい。

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2018年8月22日のニュース