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青木、復帰1号がV弾!日本2411日ぶり 故郷・宮崎お隣の鹿児島で

セ・リーグ   ヤクルト2―1巨人 ( 2018年5月15日    鹿児島 )

8回無死、右越えソロを放つ青木
Photo By スポニチ

 桜島が見下ろすダイヤモンドを回った。ヤクルト・青木が鹿児島の空に描いた放物線。日本球界で11年10月8日以来2411日ぶりとなった一発が、投手戦にケリをつけた。

 「本塁打を一本も打っていなかったので、いつ打てるんだろうと思っていた。最高の場面で打てて良かった」

 1―1の8回無死。山口俊の145キロの高め直球を捉え、右翼席へ運んだ。日米の「間」の違い、タイミングに苦しんでいた36歳。シーズン149打席目での1号は、ヤクルト在籍の9年では、11年の337打席に次いで遅かった。「ああいう打球が打てていなかった。ちょっとずつ良くなっている」。手に確かな感触が残っていた。

 5回の第3打席に兆しがあった。146キロの高め直球を打った打球は同様の軌道を描いたが、右翼フェンス手前で捕られた。石井打撃コーチは「前の打席の流れで打てた。いいイメージで打席に入れていたと思う」。NPB通算打率で歴代1位にいる好打者が本来の姿を見せ始め、同コーチは「ホームランバッターではないが、一本出るのは大きい。彼が打つとチームも盛り上がる」と目を細めた。

 ベース一周の後に待っていたのは大盛り上がり…ではなく、静かな同僚たち。バレンティン発案の「サイレント・トリートメント」だった。両手を開いて「なぜ?」のポーズを取ると、ようやくハイタッチの嵐だ。後輩たちのうれしい祝福に「(山田)哲人、ちょっと笑っていたから。あれは笑っちゃ駄目でしょう」と喜んだ。

 昨季から続いたチームの火曜日の連敗を9で止めた。鹿児島の隣県、宮崎生まれ。お立ち台では「なじみの深い場所ですし、この気候も合っているのかもしれませんね」と笑った。最高気温30度を記録した薩摩の地を、青木がさらに熱くした。 (町田 利衣)

 ≪九州名物を「はしご」≫鹿児島入りした前夜、青木は上田とともに名物の黒豚しゃぶしゃぶに舌鼓を打った。鍋をつつきながら話に花を咲かせ、店を後にして向かった先は地元で人気の鹿児島ラーメン店。名物の「はしご」で力を蓄えた。さらにこの日、2軍キャンプ地の宮崎・西都にあるうなぎ料理店から、ナインらが大好きな「うなぎおにぎり」の差し入れが届いた。九州のおいしいパワーが、勝利を後押しした。

[ 2018年5月16日 05:40 ]

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