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阪神・原口“神業”V撃!バット折れても心折れず 執念の一打で連敗脱出

セ・リーグ   阪神2―1DeNA ( 2018年5月15日    甲子園 )

先制の2点適時二塁打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズの原口
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 阪神・原口文仁捕手(26)が執念の一打で連敗を4で止め、勝率5割復帰を呼んだ。15日のDeNA戦で両軍無得点の6回2死満塁に代打出場。内角直球にバットを折られても打球は空中でファウルゾーンから左翼線の内側へ戻る神業的な軌道を描き、先制&決勝の二塁打になった。猛虎に新たな“代打の神様”誕生の予感だ。

 バットは砕けた。破片の大部分は後ろへ飛び、木片も散った。原口も最初は走りださなかった。ファウルだと思ったからだ。強い思いが打球を前へ前へと運んだのか。ぼうぜんと見送る三塁手の頭上を越えた後、シュートするように切れて左翼線の内側に弾んだ。連敗を止めた一打は神業ような軌道を描き、金本監督さえ驚かせた。

 「サードがまったく反応しなかったからね。返ってくるというね。どういう軌道で、どこに当たったんだろうね。バットの出方がいいからということにしましょうか。詰まっても力で押し込むというか。そういう打撃だったのでは」

 6回、3つの塁が埋まったところでDeNAは飯塚から左腕のエスコバーへ継投。右の代打の1番手として出番が来た。カウント1―1からの内角直球。148キロにバットを折られても打ち返した。

 「真っすぐを狙ってしっかりスイングできました。きれいなヒットではなかったんですけどフェアになってよかったです。どの状況でも準備してというのを心がけているのでよかったです」

 1打席勝負で大仕事を果たし、「日頃からしっかり準備している」と何度も同じ言葉を繰り返した。裏には昨季の悔しさをはね返す強い覚悟があった。

 「ただ準備するのではなく、スタメンだろうが、ベンチスタートであろうが、どの場面でどのようなプレーをするのを常に考えている。相手ピッチャーの癖、配球などすべてを見て、いい結果につながるよう試合に出るためのイメージしている」

 昨季は73試合で打率・226、6本塁打、25打点。一塁専念で期待された打力を発揮することはできなかった。捕手復帰で挑んだ9年目。捕手目線での準備も功を奏し、14試合で打率・304。代打では6打数3安打が残る。満塁機は今季初で、通算18打数9安打の打率5割にもなった。

 今季初めて上がった殊勲の壇上で決めセリフを控えめに叫び、大歓声を浴びた。「ここしかないと思って必死のパッチで打ちました」。代打ではプロ初の決勝打。まさに執念で猛虎を覆う暗雲を晴らした。(長谷川 凡記)

 ○…原口(神)が6回、代打で先制の2点二塁打。今季8度目の代打起用で6打数3安打、2四球、2打点の打率・500、出塁率・625と結果を残している。通算の代打成績は49打数12安打7打点の打率・245。代打打点は昨年6月4日の日本ハム戦以来で、マルチ打点は初めて。殊勲打も同点打(2安打と1犠飛)は過去3度で、代打の決勝打は今回が初めて。

 ○…阪神がDeNAに勝って連敗を4で止めた。これでチームはDeNAに開幕5連勝。同一カードで開幕5連勝以上は、06年の横浜戦で7連勝して以来12年ぶり。また火曜日の試合は今季4戦4勝。昨季から5連勝中だ。

[ 2018年5月16日 06:14 ]

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