ソフトB千賀 粘って3勝「試合壊さなかったのは良かった」

[ 2018年5月16日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―1楽天 ( 2018年5月15日    楽天生命パーク )

6回2死満塁、代打・渡辺直をフォークで空振り三振に打ち取った千賀
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 鬼門突破だ。ソフトバンクの千賀滉大投手(25)が15日の楽天戦で6安打を浴び、4四死球を与えながら7回1失点と踏ん張り今季3勝目を挙げた。楽天生命パークは過去10試合で2勝2敗ながら通算防御率6・34と大の苦手だったが、開幕投手がエースらしく試合をつくった。打線も今季9度目の2桁安打で6得点し、援護した。

 杜の都で常勝軍団のエースが仁王立ちだ。ヒーローインタビューを受ける千賀は「あんまり良い内容じゃなかったし、球も良くなかった。7回投げて試合を壊さなかったのは良かった」と安どの表情を浮かべた。辛口の自己採点のエースに対し、工藤監督は「本人は納得いかないところはあるかもしれないが、先発の役割を果たしてくれた」と笑顔でねぎらった。

 出来が悪くても、ギアを上げて要所を締める。開幕投手を担った8年目右腕のプライドが随所で見られた。3回は2安打と死球で1死満塁。4番ウィーラーへの初球はこの日初めて150キロ台となる152キロを計測。6球目に、この日最速154キロ。結局、中犠飛で先制点を献上したが、続く今江を空振り三振に仕留めて、最少失点で切り抜けた。

 2点リードの6回に再び1死満塁のピンチを招いた。相手の代打攻勢を力でねじ伏せる。内田を150キロの直球で遊飛、渡辺直をフォークで空振り三振に斬った。自身の代名詞“お化けフォーク”に今季はまだ安定感がないというが、ここ一番では腹を決めた。

 楽天生命パークでは過去10試合2勝2敗、防御率6・34と苦戦。楽天戦の前回登板である4月6日の当地はまだ春浅く、雨にも見舞われる悪条件。3回2/3を6失点でKOされる屈辱を味わった。右肘周辺の張りで出場選手登録を外れた。しっくりこなかった投球フォームを修正しつつ、体調も整えてリベンジを期した。「自分のピッチングをするだけだった。(仙台で)たまたま自分のピッチングができてない確率が高いだけ」と“苦手意識”を振り払った。

 チームは2連勝で、首位・西武とのゲーム差は4月21日以来となる3・5とした。「勝ちを持って来られるように頑張りたい」と千賀。最大6・5差まで開いた獅子の背中が見えてきた。

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