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清宮に見るスターの条件――野球でもキャラも“何かを持っている”

15日の試合前練習開始前に西武・山川と会話する日本ハムの清宮
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 日本ハムのドラフト1位・清宮が1軍に昇格して、半月となる。

 ドラフト制以降の高卒ルーキーでデビューから出場毎試合安打を史上初の「7」まで伸ばした一方で、9日にプロ初本塁打を放ってから15日に二塁打を放つまで、実に21打席連続ノーヒットだった。

 壁にぶつかっているともいえるが、7試合連続安打をマークし、本塁打も打っている。しかも忘れてはいけないのが、春季キャンプ、オープン戦を故障や病気などで満足にこなしていないことだ。

 これって、高校を卒業したばかりの18歳にとってはかなり驚異的なことではないかと思う。

 清宮が1軍に昇格する前の2軍の仙台遠征を取材した。4月17日、楽天生命パーク宮城でのナイター。公式戦13打席目でプロ初安打となる左中間二塁打を放った。

 試合前の打撃練習を見ていると、厳しい内容だった。打撃投手の球に差し込まれたり、引っかけたり、決していい打撃とは思えなかった。

 それでも、試合前から荒木2軍監督は「そろそろ打つよ」と予言していた。プロ初安打から一夜明けると、その理由を説明した。

 「(3月に見たときは)めちゃくちゃだった。それに比べると、よくなって来ているところだった。それでもまだ、(米アリゾナから帰国し、打撃練習を始めた)国頭に合流した頃の方がよかったけどね」

 3月は春季キャンプの疲れがたまり、急性胃腸炎、腹膜炎を患うなどコンディションは最悪。そんな中で4月中旬頃は上昇カーブを描き始めるタイミングだった。

 2軍でも先輩たちにも、かわいがられている様子だった。あるコーチは「いじられキャラですよ」と教えてくれた。別のコーチは「いい意味で天然」と笑った。

 試合中、グラウンド外にある設置されている簡易トイレに清宮がゆっくりと入っていると、順番を待っていた先輩は弱り顔。「おい、なげーよ!」とこぼすと周囲は大爆笑。また試合後、バスがもうすぐ出発しそうなところで、「今からシャワーを浴びれますかね」とマイペースぶりも発揮していたという。

 高校通算111本塁打をマークした怪物ルーキーというのに、清宮からは周囲をなごませるほんわかとした空気が流れている。

 仙台から2軍本拠地の鎌ケ谷に戻ると、本塁打を量産し、清宮は1軍に昇格した。そして1軍でも連続試合安打を記録した。

 プロ1年目なのだから、好不調の波は絶対にあるが、いきなり記録を達成するのだから何かを持っている。規格外のパワーだけじゃない。誰からも愛されるキャラクターも持っている。それはスターになれる条件だと思う。(記者コラム・横市 勇)

[ 2018年5月16日 11:20 ]

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