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メッセ、ハーラートップ6勝 完封逃すも「我慢強く投げられた」

セ・リーグ   阪神2―1DeNA ( 2018年5月15日    甲子園 )

6回2死満塁、原口の2点適時二塁打にガッツポーズのメッセンジャー
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 全身に注がれる歓声が、この夜だけは悔しかった。あとアウト3個を残してマウンドを降りたメッセンジャーはエースの誇りを隠そうとしなかった。

 「もちろん、完封したかったよ。あの回に上がるということはそういうことだから。最後までゼロを並べるつもりだった」

 8回まで5安打に封じ、三塁を踏ませない圧倒的な投球を披露した。球数も102で、最後の力を振り絞って向かった9回だった。先頭の代打・桑原にカーブを捉えられ、左翼席へソロを被弾。完封が消え、中8日と登板間隔の空いていたドリスにバトンを託した。

 スコアボードに9個目は刻めなくとも、残り8個のゼロには強い責任感がにじんだ。中5日で火曜日の先発を託された意味を当然ながら理解していた。

 「シリーズの初戦で週の頭でもある。しっかりとゾーンに力強く攻めていくことができたよ。ランナーを許してもパニックにならずに、我慢強く投げられた」

 今季顕著な低めへの制球に加え、最速149キロの直球を右打者の内角へ投げ込んだ。7回無死一塁では筒香を145キロ直球で見逃し三振に斬り、宮崎はスライダーで遊ゴロ併殺。硬軟織りまぜ、4月5日のDeNA戦以来の無四球も光った。チームとしても10試合ぶりの無四球試合。4連敗中に計28四球を数えた悪循環も断った。

 金本監督からも絶賛も当然だ。「本当に今年のメッセらしさといいますか、コーナーを突いて低めに投げて、いろいろな球種を使いながら本当にバッテリーでうまく相手バッターを抑えてくれた」。帰途では報道陣よりも先に観戦に訪れていた子供たちに「ダディ!」と囲まれ、笑みがはじけた。リーグ単独トップの6勝目を手にした猛虎のエースがこの日初めて肩の力を抜いた瞬間だった。(遠藤 礼)

[ 2018年5月16日 05:30 ]

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