MVPに里、加藤に新人特別賞 同じ誕生日の新人王・中田と切磋琢磨誓う

[ 2016年12月3日 16:55 ]

新人特別賞を受賞した埼玉アストライア・加藤
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 日本女子プロ野球機構は3日、京都市内のホテルで開いたコンベンションで今季の各賞を発表した。MVPにあたる角谷賞は、兵庫ディオーネの里綾実投手(26)が初受賞した。里はリーグトップの13勝、同1位の防御率1・71と大黒柱の活躍。また主将としてもリーグ女王に貢献し、ジャパンカップでもチームを日本一に導いた。

 
 「美人過ぎる女子野球選手」としてメディアにも取り上げられた加藤優外野手(埼玉アストライア)は、目標としていた最優秀新人賞は逃したものの、新人特別賞を獲得した。開幕当初こそ出遅れたが、その後は巻き返して39試合に出場。打率・281、出塁率・359と好成績を残した。

 壇上では「シ-ズンのはじめは、野球人生で初めてと言っていいほど、悔しい思いをしました。最初はベンチにも入れませんでした。しかし、その悔しい気持ちに素直になれたことが一番の成長」とトロフィーを握りしめた。

 最優秀新人賞(新人王)には、打率・356と活躍した中田友実外野手(兵庫ディオーネ)が選ばれた。中田と加藤は誕生日がまったく同じ21歳で、加藤は「うれしい気持ちもありますが、悔しいのもある。中田選手を意識してきた。追い付き、追い越せという気持ち」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓った。

 一方の中田も「加藤優選手に負けないように精進し、新人王の自覚を持ってやっていきたい」と来季へ闘志を燃やした。

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2016年12月3日のニュース