あるぞ誠也4番!緒方監督「時の人」に成長期待

[ 2016年12月3日 08:40 ]

歓迎レセプションで家族を抱いたまま、プールに飛び込む緒方監督
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 25年ぶりにリーグ制覇を果たした広島ナインや家族、球団関係者ら198人が2日(現地時間1日)、チャーター機で優勝旅行先のハワイ・ホノルル入り。緒方孝市監督(47)は改めて、来季のリーグ連覇と33年ぶりの日本一を誓った。その前提条件として、戦力底上げの必要性を強調。新勢力の台頭を求め、鈴木誠也外野手(22)の4番起用にも言及した。

 緒方監督は大目標だけを凝視していた。チームを25年ぶりのリーグ優勝に導き、つかの間の休息を得たハワイV旅行。リラックスした空間で来季について問われると、「挑戦者の気持ちを前面に出して」と前置きし、きっぱりと明言した。

 「リーグ連覇を目指すというよりも、今年は最後の最後で日本一を取れなかった。頂点を取るという気持ちで、もう1回向かっていきたい」

 チーム打率・272、防御率3・20ともリーグトップで、2位の巨人に17・5ゲーム差をつけて圧勝した今季。だからといって、安穏とはしていられない。「我々が日本シリーズを戦っている間にも、他球団は来季の準備をしている」とし、大目標達成には戦力の底上げが不可欠と説いた。

 「好数字を残した打線を組めたわけだから、無理に変えようとは思わない。ただ、今季は野手にケガ人が出ない珍しいシーズンだった。いろんな想定をする中で、レギュラーを上回る活躍をする選手がいれば考える」

 求めたのは新勢力の台頭。秋季キャンプで目立ったとして堂林を例に挙げ、「そういう選手が数多く競争の場に顔を出してくれれば」と語った。

 戦力底上げへの期待は若手にも向けられた。新語・流行語大賞となった“神ってる”と自身が評し、一躍時の人となった鈴木だ。4番の可能性を問う声に、指揮官は「ゼロじゃない」として、ワンランク上を求めた。

 「彼がそういう立場まで成長すれば、足も使えるし、いろんな攻撃ができる打線を組める。最低でも4番の前後を打つ活躍をしてほしい」

 無論、チーム内競争は投手陣にも当てはまる。野手と対照的に、ケガ人が続出した今季は「役割を固定し過ぎてキュウキュウになった」とし、より柔軟に対応できる組織を目指す考えだ。

 「やる野球は変わらないけど、メンバーは変わるかもしれない。V旅行がいい思い出になって、来季のモチベーションになってくれればいい」

 祝勝パーティーの締めにプールに飛び込み、自ら盛り上げ役を買って出た指揮官。投手を中心とした守り勝つ野球をバージョンアップさせ、リーグ連覇と33年ぶりの日本一を目指すつもりだ。 (江尾 卓也)

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