増井抑え復帰直訴 先発転向で10勝も「まだ自分はやれる」

[ 2016年12月3日 06:30 ]

札幌市内の球団事務所で契約を更改した日本ハム・増井
Photo By スポニチ

 胸に秘めていた思いを解き放った。今季抑えから先発転向して10勝をマークした日本ハム・増井が2日、札幌市内の球団事務所で契約更改を行い、2年契約2年目の来季も現状維持となる2億2000万円プラス出来高払いでサイン。会見では再びクローザーとして勝負することを宣言した。

 「まだ自分は抑えでやれると思う。栗山監督と話し合ってからになると思うけど、僕は抑えのつもりで契約しました」

 昨季球団タイの39セーブも今季は開幕から不安定な投球で6月下旬に2軍落ち。首脳陣からの先発転向の打診を受諾したが「先発をやれと言われたときから(近いうちに)絶対に抑えに戻りたいと思った。未練があった」と告白した。

 8月中旬から先発で6連勝をマークし、4年ぶりリーグ制覇の立役者となったが「ずっと9回のマウンドにいられない悔しさがあった」と振り返る。先発で3回2失点だった10月29日、広島との日本シリーズ第6戦(マツダ)はベンチから日本一の瞬間を見届けた。抑えならマウンドにいられた…。改めて守護神に再挑戦すると決断した。この日、球団に初めて思いを伝え、抑えの出来高も組んだ。

 増井は「抑えの緊張感は先発では味わえない」と守護神の魅力を語る一方で「先発の経験は必ず生きる」と言う。長い回を力みなく投げたことで増井の直球は切れを増し「マウンドで余裕を持つことの大事さ」も再確認できた。11月の侍ジャパン強化試合にも出場し、来年3月のWBCでは先発、中継ぎ、抑えをこなせる「ユーティリティー侍」として期待される。

 最終決定権を持つ栗山監督も今季中に「先発で結果を残して来年は増井が選べばいい」と話していた。「まずは40セーブを目指す。タイトルも獲りたい」と増井。その決意は固い。 (山田 忠範)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2016年12月3日のニュース