誠也 WBCフル出場だ!「この場にいられることを大事に」

[ 2016年11月7日 05:30 ]

侍ジャパン合宿 ( 2016年11月6日    QVC )

小久保裕紀監督(左)から代表招集状を手渡された鈴木誠也

 広島・鈴木誠也外野手(22)が6日、今月10~13日のメキシコ、オランダ代表との強化試合(東京ドーム)に臨む侍ジャパンの一員としてQVCマリンで初練習した。今回招集された外野手は5人。野手最年少だけにフル出場に近い機会が与えられることが濃厚で、来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメンバー入りへ期待が膨らむ。

 走攻守にわたる活躍で広島を25年ぶり優勝に導いた“神ってる”男も、最初は多少の居心地の悪さに苦笑いだった。

 「周りはすごい選手ばかりで…。自分がここにいていいのかな、という気持ちはあります。ただいい経験なので、いろんなものを吸収したい」

 実力を示し、知名度を上げても謙虚さは忘れない。若さと、ひたむきさで「侍」に新しい風を送り込む心意気だった。

 グラウンドでは存在感を見せつけた。同学年の日本ハム・大谷と談笑しながらグラウンドに姿を現すと、ウオーミングアップではDeNA・筒香とキャッチボール。右翼の守備位置にただ1人、入った守備練習では強肩ぶりを存分に示した。

 「ずっと休んでいたので投げられるか不安でした。打つ方は思ったよりバットが振れました」

 全体練習後には日本ハム・大野、西武・秋山とともに約30分の居残り特打。鋭いライナー性の打球を広角に打ち分けた。豊富な練習量は日の丸を付けても変わらない。

 今回の侍ジャパンに選出された外野手は5人。鈴木以外で今季の右翼に就いた経験があるのはソフトバンク・中村だけ。それも先発では13試合にとどまる。野手最年少であることも含め、フル出場に近い機会が与えられることが予想される。来年3月の第4回WBCのメンバー入りへ絶好のアピールの場。「まだそこ(WBC)まで考えていないですが、この場にいられることを大事に、いい結果を残したい」と意気込んだ。

 千葉移動前、東京都内の宿舎で開かれた全体ミーティングでは全選手を代表して小久保監督から招集状を受け取った。指揮官は「毎回、嶋(楽天)だったので今回は初めて呼んだ野手ということで渡しました」と説明。本番に向け、周囲からの期待は高まるばかりだ。

 練習後のインタビューではテレビカメラの前で大谷に視線を送りながら「スーパースターの正体を暴いてやろうと一生懸命やっています」といたずらっぽい笑顔を見せた。もう気後れはない。グラウンド内外で本領を発揮するだけだ。 (桜井 克也)

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