陽岱鋼 FA行使で退団へ「11年間、育ててもらい感謝しかない」

[ 2016年11月7日 18:33 ]

国内FA権を行使することを表明した日本ハムの陽岱鋼外野手

 日本ハムの陽岱鋼外野手(29)は7日、札幌市内の球団事務所で記者会見を行い、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使すると表明した。日本シリーズ終了後には残留希望を示していたが「ファイターズは若い選手中心のチーム。移籍することに決めた」と話し、退団が確実となった。楽天が獲得に動くとみられている。

 会見前に球団と会談を行ったが、球団側は金銭面で引き留めることは難しいと判断したという。陽岱鋼は8日に台湾へ戻り、他球団との交渉は代理人に任せる。「本当に11年間、育ててもらい感謝の気持ちしかない。応援してくれてありがとうございました」と話した。

 陽岱鋼は2006年に高校生ドラフト1巡目で福岡第一高から入団。13年には盗塁王を獲得。今季は130試合に出場し、打率2割9分3厘を記録し、主力としてパ・リーグ優勝と日本一に貢献した。

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2016年11月7日のニュース