小久保監督マルチ守備要求!山田・三塁&内川・左翼起用も

[ 2016年11月7日 05:30 ]

侍ジャパン合宿 ( 2016年11月6日    QVC )

三塁付近でノックを受ける菊池(左)と山田

 投内連係で山田は本職の二塁だけではなく、三塁へと回った。フリー打撃中には三塁の位置から何度も一塁への送球を確認。慣れないポジションへ積極的に取り組んだ。

 「全然不安です。(送球距離が)遠ければ遠いほどボールも動く。少しでも変な握り方をすると、スライダーしたり抜けて浮いてくる。ボール(WBC公式球)に関しては守備で苦しんでいます」

 そう正直な心境も吐露したが、WBC本大会を見据えた場合に貴重なオプションとなる。同じ二塁手の菊池は日本球界最高の守備力を誇る。1点の重みが増す国際大会ではセンターラインの守備力は不可欠だ。一方で、2年連続トリプルスリーを達成した山田の打力も欠かせない。共存を図る手段の一つとしての山田の三塁起用。小久保監督は「4試合の間に、サードで山田を使ってみようという考えがある」と明言した。山田は過去の代表戦で一塁と三塁を守ったことがある。

 本大会の登録は28人。投手13人をのぞくと野手は15人だ。1人の選手が複数ポジションを守れれば、攻撃面での起用の選択肢も広がる。指揮官は「あくまでも緊急用として」と前置きした上で、7日のシート打撃で内川を左翼の守備につかせる可能性を示した。内川は今季は一塁とDHでの起用だったが、15年は左翼で114試合を守った。正左翼手には筒香がいるものの、非常事態に備えた準備だ。

 午前中に都内のホテルで行われた全体ミーティングでも小久保監督は「慣れないポジションを守ってもらう可能性がある」と選手に伝えた。その意図はナインも分かっている。山田は「侍ジャパンは重いもの。責任感も凄く感じる。任されたところをやるしかない」と覚悟を示した。(倉橋 憲史)

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