マー君 新フォームにズレ「きょうは自分が悪すぎた」

[ 2016年3月19日 05:30 ]

<パイレーツ・ヤンキース>初回、マカチェン(手前左)に先制ソロを浴びたヤンキース・田中

オープン戦 ヤンキース7―2パイレーツ

(3月17日 ブラデントン)
 ヤンキースの田中は17日(日本時間18日)、今季オープン戦3度目の登板となるパイレーツ戦に先発し、今季初被弾、初失点を記録した。2回を投げ終えたところで球数が予定の50球に到達。メドの4回まで届かず4安打2失点で交代。

 「きょうは自分が悪すぎた。フラストレーションがたまった」

 今季から投球に角度をつけるためにリリースポイントを高くする新フォームに改造中。前回登板の11日のオリオールズ戦で「(体が)突っ込むのが早いと感じていた」という。この日は「違ったアプローチの仕方で投げていこうとはしたけど、それでもちょっとズレがあった。思うように投げられていない」。フォームを安定させるための試行錯誤が続いている。

 初回に13年ナ・リーグMVPのマカチェンに浴びたソロ本塁打を含む4安打中3安打が直球。女房役のマキャンが「直球の制球が全て」と話したように、状態を上げていくためには生命線の制球力向上が鍵となる。「トライして変えている部分で、すぐに結果に結びついていない。でも、いい方向にはいっている」とも話した田中。「立て直したい」と話す顔に悲観した様子はなかった。 (東尾 洋樹)

 ▼ヤンキース、ジョー・ジラルディ監督 調整段階で結果は気にしていない。他の競争が必要な選手とは違い、立場は確立されている。

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