エルドレッド、ひと振り代打逆転弾「何とかやってやろうと」

[ 2015年8月22日 21:55 ]

<広・巨>お立ち台でガッツポーズの広島・エルドレッド(左)と福井

セ・リーグ 広島2―1巨人

(8月22日 マツダ)
 主砲エルドレッドが豪快なひと振りで試合をひっくり返してみせた。終盤まで0―0と緊迫の展開。1点を先制された直後の8回だった。1死から菊池が中前打で出塁すると、代打として打席に入った。

 「スタートではなかったが、代打があると思ってしっかり準備をしていた」とエルドレッド。巨人・山口の初球をバックスクリーンに弾き返した。逆転の中越え9号2ラン。マツダスタジアムのファンを絶叫させた。

 「あの場面、大きいヒットが欲しいところで何とかやってやろうと思っていた。最高の結果になった。練習の時からセンターにライナーを打とうという意識があった。感じも良かったし、練習の成果がしっかりと出たと思う」。価値ある一発に胸を張った。

 先発・福井も8回まで121球の熱投で6安打1失点。我慢の投球で逆転劇を呼んだ。「最後の最後に点を取られてしまって悔しい気持ちもあるが、チームが勝ったのでうれしい」。自己最多の9勝目を飾り「勝てるとは思っていなかったので良かった。まだまだ優勝をあきらめてませんし、勝ち続けていきたい」と話し、ファンの歓声を浴びていた。

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