西武5連勝でCS圏突入!秋山、元同僚・涌井からV打&マルチ

[ 2015年8月22日 08:10 ]

パ・リーグ 西武7-6ロッテ

(8月21日 西武プリンス)
 西武が5連勝で3位に返り咲いた。0・5ゲーム差で迎えた21日のロッテとの3、4位直接対決に7―6の辛勝。9回に猛追を受けたが、秋山翔吾外野手(27)の先制打や好走塁で挙げた得点を生かして逃げ切った。ロッテを抜いて7月30日以来となるCS進出圏内カムバック。球団ワースト13連敗もあった失速から持ち直した。

 本塁に還ると決めた。50メートル5秒9の俊足を誇る秋山が、一気にギアをトップに入れた。三塁コーチの制止にも気付かない。二塁から瞬く間にホームに滑り込んだ。

 「奈良原(内野守備走塁)コーチが止めていたみたい。でも自分は“行ける”と思った。“判断できるところはしていい”とも言われてるので」

 まずは3回1死二塁で2試合連続の決勝打となる先制の右前二塁打。右翼の清田がグラブではじく間に二塁に達した。続く渡辺は四球を選び、涌井の最後の投球が暴投。捕手の田村がワンバウンドしたボールを一瞬だけ見失い、さらにバックネット方向の壁際まで転がるのを予測し、二塁からの突入を決断した。相手にダメージを与える激走。一挙4得点を演出した。

 八戸大時代は走塁に自信があったが、プロ入り当初は打撃と同様にプロのレベルの高さを痛感した。自己最多は13年の13盗塁で昨季は3。キャンプでは打球判断や盗塁技術の向上に時間を費やした。今季はここまで16盗塁。この日の好走塁も意識の高さがもたらした。

 7月中旬に歴代3位の31試合連続安打をマーク。7回も得点に絡む内野安打を放って今季174安打とし、10年に阪神・マートンが記録したプロ野球記録の214安打を上回る220安打ペースだ。とはいえ6、7月の2カ月は無安打が4試合だったのが、8月は現時点で5試合。向上心は人一倍で「まだまだ打ち損じも多い」と満足していない。この日もフリー打撃では手元まで球を引き付けて逆方向を意識するなど、ミート確率を高める練習を繰り返した。

 5連勝で3位再浮上。前日の楽天戦(西武プリンス)で自打球で右膝を打撲した森が欠場も全員でカバーした。CS進出を争う相手との3連戦で先勝した田辺監督は「何とか3連戦で勝ち越したい」と語った。

 「最後は追い上がられたけど全員で勝てたのは大きい」と秋山。走攻守でリーグを代表する1番打者が、再び上位進出を狙うチームをけん引している。(山田 忠範)

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