鳥谷 掛布超え通算820四球「うれしいですね。うれしいです」

[ 2015年8月22日 07:30 ]

<神・D>2回2死二塁、鳥谷は中前適時打を放つ

セ・リーグ 阪神3-2DeNA

(8月21日 京セラD)
 1点の重みを知るからこそ、懸命に食らいついた。2点を先制した直後の2回。なおも続いた2死二塁で、阪神・鳥谷の執念が光った。

 「良い当たりではなかったですが、良いところへ転がってくれた」

 1ボール2ストライクからの4球目、砂田が投じた外角スライダーにタイミングを外された。それでも何とかバットに当てると、人工芝で弾んだゴロは二遊間を抜けた。二塁から梅野が生還し、貴重な3点目をゲット。会心の一打には程遠かったが、通算708打点となり桧山進次郎氏(評論家)を抜いて球団歴代単独8位となった。

 打点に加え、新たな勲章も加わった。初回。きっちりと砂田の球筋を見極め、フルカウントから四球を選んだ。これが自身通算820個目の四球となり、掛布雅之GM付育成兼打撃コーディネーターが従来持っていた球団記録を更新した。報道陣からそのことを知らされると、鳥谷は満面に笑みを浮かべた。

 「うれしいですね。うれしいです」

 初回の四球は得点にこそつながらなかったが、得点圏に走者を進める攻撃にはなった。若い投手だけに序盤で勢いに乗ると苦戦する場合も。3人で攻撃を終えていれば、また違った展開になっただろう。鳥谷の渋い働きが、2回の3得点を呼び込んだ。

 敵地でのG戦3連敗を一切引きずることはなかった。「(巨人から)相手も変わってますから。まだ30試合以上ある。1試合1試合しっかりやるだけです」。5回は梶谷のゴロを弾き、自身3年ぶりとなる2ケタ失策。名手としては不本意に違いないが、新たな気持ちで勝利に貢献する。(森田 尚忠)

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