カブス指揮官 選手かばい退場「意図したところ 見過ごすことなんてできない」

[ 2015年4月18日 15:11 ]

球審に抗議するカブスのジョン・マドン監督 (AP)

ナ・リーグ パドレス5―4カブス

(4月17日 シカゴ)
 カブスのジョン・マドン監督(61)が17日のパドレス戦で退場処分を言い渡された。

 4―2とカブスのリードで迎えた7回、パドレスは2死一、二塁と好機を迎えると打席にはマイヤーズ。ゴロを打たせることが持ち味のカブス3番手・シュリッターはカウント1ボール1ストライクからの3球目を右打者マイヤーズの外角低めに投じた。

 しかし、その154キロのストレートはわずかに外れてボール。捕手のモンテロはこの判定に納得のいかない表情を浮かべた。

 そして続く4球目。3球目よりも中に甘く入った153キロのストレートをマイヤーズは見逃さなかった。バットの芯でとらえた打球はセンターバックスクリーンに消える逆転の3ラン。

 この結果に不満なマドン監督はベンチを飛び出し、一目散に球審の元へ。3球目の判定に抗議する同監督はすぐさま退場を宣告され、地元のカブスファンは盛り上がりを見せた。

 今季からカブスで指揮を執り、同球団に来てから初の退場処分となったマドン監督は「グラウンドボール投手の彼にあれ以上の球をどう投げろというのだ」とシュリッターをかばい、「退場処分を受けたのは意図したところ。何も言わないであの状況を見過ごすことなんて俺にはできないよ」と試合後も怒りは収まらなかった。

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