相川に続き阿部も負傷抹消か…巨人“悪夢”扇の要が長期離脱危機

[ 2015年4月18日 05:30 ]

<神・巨>初回2死二塁、右翼線に適時二塁打を放つも、足を引きずって二塁に到達する阿部

セ・リーグ 巨人3-2阪神

(4月17日 甲子園)
 巨人・阿部慎之助内野手(36)に戦線離脱の可能性が出てきた。17日の阪神戦で、初回に適時二塁打を放った際の走塁で左太腿裏を痛めて交代。緊急帰京したとみられる。猛虎伝説の「バックスクリーン3連発」に沈んだ1985年以来、30年ぶりに4月17日の甲子園で臨んだ伝統の一戦。試合には3―2で辛勝したが、相川亮二捕手(38)の故障離脱を受けて一塁手から捕手に復帰し、チームを支えてきた男のアクシデントで暗雲が垂れ込めた。

 敵地で接戦を制したが、大きな痛手を負った。阿部が左脚を負傷して交代。アイシング治療後、試合中に宿舎へ引き揚げた。「(程度は)まだ分からない。検査してから。(検査は)あしただと思う」。初めての箇所かについては「分からない」と険しい表情で話し、タクシーに乗り込んだ。

 初回、1点先制後の2死二塁。阿部はメッセンジャーの初球を右翼線へはじき返した。全力疾走で一塁を蹴った直後、左太腿裏に異常を感じ急失速。二塁へ到達すると、顔をゆがめて「タイム」のジェスチャーを見せ、三塁ベンチへと下がった。代走に小林が送られ、長野の左前適時打につながったが、重苦しい空気は晴れなかった。

 複数の関係者によると、18日に都内の病院で検査を受けるため、17日中に緊急帰京した可能性もある。自力歩行で球場を後にしたことから軽度の肉離れとみられるが、出場選手登録を抹消される可能性が極めて高く、最悪の場合は長期離脱も避けられない。

 今季は一塁へ転向して臨んだが、開幕2カード目で中日に3連敗を喫した上、相川が右大腿二頭筋の肉離れで戦線離脱。チームの「緊急事態」に3日阪神戦(東京ドーム)で捕手へ復帰した。打率は規定打席到達選手でチームトップの・333。ただ、打棒復活を最優先したコンバートでキャンプ中に全く練習していなかった捕手での出場が続き、コンディション維持が厳しかったことは想像に難くない。

 インフルエンザ感染で原監督を欠く中、攻守の要も失った。監督代行を務める川相ヘッドコーチは阿部について「状態はまだ分からない。(今後も)どうなるか分かりません」と話すにとどめた。一方で、チームは登録抹消の場合に備え、2軍から加藤を呼んで捕手強化する準備に入った。

 今季最長の5連勝で今季最多の貯金2。阿部の一打を勝利につなげたが、苦い後味が残った。

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