U18日本 リーグ1位突破!浅間、復調の3安打「納得」

[ 2014年9月4日 05:30 ]

<中国・日本>4回1死二塁 左前打を放つ浅間

第10回U―18アジア野球選手権 1次リーグ 日本11―0中国

(9月3日 バンコク(タイ))
 日本は1次リーグで中国と対戦し、11―0の7回コールドで下して3連勝。リーグ1位通過を決めた。打線は3試合連続の2桁となる10安打を放ち、浅間大基外野手(3年)は今大会初安打を含む3安打1打点をマークした。投手陣は前日のスリランカ戦に続き、2投手による完全リレーを達成した。日本は、5日の準決勝で2組2位の台湾と対戦する。

 やっとトンネルを抜けた。3回1死二塁から先制の左中間二塁打を放った浅間は「きょうに懸ける思いは強かった。納得のいく打撃ができた」と胸をなで下ろした。

 最後の夏は神奈川大会準決勝で東海大相模に敗れ、甲子園出場を逃した。試合間隔が空いた影響もあり、国内合宿中の練習試合では2試合でバント安打のみ。今大会初戦のフィリピン戦でもスタメンで唯一、無安打に終わり、前日はスタメンから外れた。2試合ぶりに9番で先発出場し「タイミングが取れていなかったのでバットの回し方を変えた。感覚的なものですけど」と浅間。4回には左前打、7回にも中前打と3安打を放ち「体が開いて引っ張りにいっていたので(逆方向を)意識した」とコースに逆らわずバットを出した。

 8番・徳本と2人合わせて5安打。高橋広監督は「結果が出ていなかった選手が奮起してくれた。大きいですね」と一安心した様子。準決勝の台湾、決勝で対戦が濃厚な韓国も強力な投手がそろう。下位打線がチャンスメークできれば、得点力は上がる。大会2連覇を狙うチームにとって必要不可欠な選手が、決戦を前に復調した。

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