ゴメス セ単独トップ92打点も笑顔なし「チーム負けたので」

[ 2014年9月4日 09:29 ]

<神・D>1回1死一・三塁、ゴメスはバットを折りながらも二塁ゴロで三塁走者が生還し打点をあげる

セ・リーグ 阪神1―3DeNA

(9月3日 甲子園)
 偉大な先輩に肩を並べても、勝利には届かなかった。試合後、阪神・ゴメスの表情は浮かないままだ。今季92打点目を挙げて、阪神では76年のハル・ブリーデンに並ぶ助っ人1年目の最多打点をマーク。またセ・リーグでは並んでいたエルドレッドを抜き、単独トップにも躍り出たが、勝たなくては意味がなかった。

 「打点は挙げたけど、チームは負けたので…」

 悔しさを押し殺した。

 初回、先頭の上本が死球で出塁すると、大和が犠打。鳥谷の三塁内野安打で1死一、三塁となり、先発・山口の147キロ内角直球を二ゴロ。ドン詰まらされたおかげで併殺打にもならず、その間に上本が先制の生還。主砲らしい本塁打でも、タイムリーでもなかったが、打点は打点だ。

 それでも、チームにとっても球団の歴史にあっても大きな1点となる。76年から3年間所属したブリーデンは当時、掛布(現GM付育成&打撃コーディネーター)、田淵、ラインバックとともに活躍。40本塁打をマークして打点を量産し、歴史に名を残した。G砲はここまで22本塁打と及ばないが、逆にいかに得点圏で貴重な一打を放ってきたかを示す。貢献度では決して負けていない。 

 しかし、2回以降は主砲のバットも沈黙した。1―1の3回1死一塁では124キロスライダーに空振り三振に倒れると、2点を追う5回1死走者なしでは右飛。8回1死でも空振り三振を喫し、リーグ2位の今季141個目となった。「真っすぐだけじゃなく、フォークとスライダーでうまく組み立てられた」と悔しがり、連続試合安打も4でストップ。連続試合三振の方は12に伸びてしまった。

 このカードに臨む前の誓いだった「2位にも1位になるチャンスがあるから、なんとか一番上を目指して頑張っていきたい」…は叶えられていない。クラブハウスへ引きあげる胸の内は、リベンジの思いで溢れていた。

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