阪神ゴメス 右にも打てる!岩瀬討ち二塁打、外角攻めに対応

[ 2014年3月26日 08:44 ]

<中・神>6回1死、ゴメスは右中間二塁打を放つ

ウエスタン・リーグ 中日2―3阪神

(3月25日 ナゴヤ)
 阪神の新助っ人、マウロ・ゴメス内野手(29)が25日、ウエスタンリーグ・中日戦(ナゴヤ)に「3番・一塁」で先発出場し、岩瀬から右中間二塁打を放った。実戦では初となる右方向への安打。28日の巨人との開幕戦(東京ドーム)に向け、わずかながら光が差し込んできた。

 放たれた打球の軌道は、悩める助っ人にとって「一筋の光」に映ったのではないだろうか。6回1死で迎えた第3打席。実戦不足を補うべく、チーム本隊から離れ名古屋まで遠征してきたゴメスが竜の守護神・岩瀬の136キロ外角直球を右中間に運んだ。15日の教育リーグ・中日戦から記録した安打6本目にして、初めて右方向に快打した。

 「調子もいいですし、打つべきボールをしっかりと選んで打てた。外のボールだったので、自然と体が反応した」

 フルカウントから3球ファウルで粘った後の9球目だった。鋭い打球が右中間を抜けフェンス前で相手右翼が処理。ストッキングを見せるオールドスタイルの背番号5は悠々と二塁へ到達した。

 インフルエンザ感染からの復帰登板とはいえ「いいスライダーを投げるピッチャー」と振り返った球界屈指の左腕から手応えある一撃。ここまでの実戦では、三振以外は左方向に引っ張った打球が目立っていただけに、何かをつかんだのか。続く8回2死二塁、フルカウントから右腕・小熊の外角直球を再び右方向へ。右飛に終わったものの、当たりとしては決して悪くはなく「打つべきボールを打つことができた」と納得の一打でもあった。

 ただ、課題である変化球への対応はまだまだ。相手先発の山井は4月1日の阪神戦(京セラドーム)先発が有力視される右腕。第1打席は無死一塁で135キロフォークに三ゴロ併殺打。先頭で迎えた4回も外角スライダーをひっかけ三ゴロに。「次に対戦するときはしっかり自分のゾーンを上げて打てるボールを強く振っていきたい」と再戦でのリベンジを誓った。

 試合前には掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC)から「軸足を残すこと。前に突っ込まないように」と助言をもらった。3打席目以降は“結果”が出た形となり掛布DCも「3、4打席目はよかったね」と評価し、オマリー打撃コーチ補佐も「きょうはいいスイングだった。サードゴロは変化球に体が前に突っ込んでいたけど、3、4打席目は良かった」と話した。

 報告を伝え聞いた和田監督も「今は結果よりも内容がどうか。どうタイミングを取れるかが大事。打席に立つごとに日本の攻め方がわかってくると思う」と実戦をこなす重要性を説いた。当初は26日も同戦に出場予定だったが、雨予報から予定を変更。きょうは1軍本隊に合流しシート打撃をする見込み。

 「(打席では)リラックスして。悪いボールはしっかり見送って、いいボールを振っていきたい」。G砲に残された時間はわずか。でき得る限りのことをし「戦場」へと向かう。

 ▽ゴメスのオリックス・オープン戦 京セラドームで行われたオープン戦ラスト3連戦に「4番・一塁」で先発。21日の第1戦、8回の第4打席で1軍実戦初の長打となる左中間二塁打を放ったが、22、23日は外角低めの変化球を振らされて8打席を5三振の無安打と弱点を露呈。和田監督は「もうちょっと打席数がいる」と25日からのウエスタン・リーグ中日戦の出場を明言した。

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