“左のライアン”新庄・山岡 13K 巨人入り先輩お手本に急成長

[ 2014年3月26日 05:30 ]

<東海大三・広島新庄>13奪三振で2安打完封勝利の新庄・山岡

第86回選抜高校野球大会1回戦 新庄6―0東海大三

(3月25日 甲子園)
 踏み出す右足を大きく上げるフォームから1メートル73の左腕が躍動した。新庄の山岡は最後は捕手・田中啓のサインに首を振って直球を選んだ。「一番、自信のある球を投げようと思いました」。13個目の三振に仕留め、被安打2で完封した。

 「しっかり笑顔をつくって、楽しく投げられた」。4者連続三振と立ち上がると、直球とスライダーのコンビネーションがさえる。5回まで10奪三振。6回以降は「自分本来の」打たせて取る投球にシフトしたが、13三振のうち12個を空振りで奪ってみせた。

 中学時代は公式戦未勝利の無名投手。新庄入学時の最速は120キロ程度だったが、1学年上で昨秋ドラフトで巨人に3位指名された田口の背中を追いかけてきた。連日、250球近い投げ込みで下半身を強化し、直球に磨きをかけた。

 23日には対戦を熱望する佐野日大の田嶋が12奪三振で完封勝利を挙げた。その数字を1つ上回ったが、自己採点は「80点か90点」。理由は最速144キロの直球が138キロ止まりだったからだ。「次は140キロを超えるストレートを見せたい」という山岡が「大会No・1左腕」に名乗りを上げた。

 ▼巨人・田口(昨年のエース)チームが全体的にまとまっていた。打線がつながって線になっていた。山岡も生き生きと投げていた。とことん上を目指して戦ってほしい。

 ▼巨人・山下哲治スカウト部長 体全体を使って、力強い球を投げる。体がひと回り大きくなれば、楽しみ。

 ▼阪神・畑山俊二スカウト 同じ腕の振りでツーシームを投げ分けていた。投げっぷりもいい。

 ◆山岡 就也(やまおか・しゅうや)1996年(平8)4月17日、広島県安芸高田市生まれの17歳。小1から野球を始める。吉田中では野球部に所属。高校では1年秋からベンチ入りし、昨秋からエース。サッカーが趣味で、好きな言葉は「新庄魂」。1メートル73、70キロ。左投げ左打ち。家族は両親と兄。

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