マー君 3連覇へ出陣「答えはマウンドで出します」

[ 2013年3月2日 06:00 ]

大声で掛け声をかけながらウオーミングアップする田中

WBC1次リーグA組 日本―ブラジル

(3月2日 ヤフオクD)
 侍ジャパンの初陣。勝つだけではない。チームに勢いをつけることも先発・田中(楽天)の大事な役割となる。「何を言ってもマウンドで結果を出さないと意味がない。答えはマウンドで出します」。エースとして責任を果たすべく、前田健とのキャッチボールで最終調整を行った。

 過去2度の実戦はともに初回に失点し、結果を残せなかった。2月17日の広島戦は2回2失点。「結果を出したい」と口にした同23日のオーストラリア戦も3回2失点だった。だが田中は「2試合ともいい経験になった」と話し、ブラジルについては「クリーンアップ前に上位を出塁させると相手の得点パターンになってしまう」と警戒した。

 着実に状態は上がっている。2月15日からスタートした宮崎合宿当初は左肩が開かないように意識し、踏み出す左足がインステップ気味となった。左肩も同じ方を向いて右腕を思い切って振れないフォームになっていた。与田投手コーチに指摘されて修正。2度の実戦では結果は出なかったが、連日のようにブルペンでフォームの確認を行ってきた。WBC球に対する不安も減っており「気持ちは高ぶっている。しっかりゼロに抑えたい」と意気込んだ。

 相手打線を零封するだけでなく、65球の球数制限の中で、田中はいかにイニングを投げられるかも使命となる。初戦で中継ぎ待機する杉内、能見の球数が49球以下なら6日のキューバ戦(ヤフオクドーム)のブルペン待機も可能となる。1イニングを16球。4回を投げ切れば合格点だ。エースを開幕マウンドに送り出す山本監督は「実戦は2試合とも立ち上がりがもうひとつだった。それは本人も分かっているでしょう」と奮起に期待した。

 決して口には出さないが、侍ジャパンの顔としての自覚はある。WBCは日本中に野球をアピールする絶好の機会となる。「自分たちの野球をやって、いいプレーをして見ている方に何かを感じていただければ」。世界3連覇に向けて田中は力を込めた。

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