【WBC対戦国キーマン】衝撃1号から7年 最年長となった「キッド」

[ 2013年3月2日 09:14 ]

WBC1次R対戦国のキーマン・中国 王偉

 2002年に中国代表チーム「チャイナ・スターズ」が誕生し初代監督に就いたジム・ラフィーバー氏(元ロッテ)は王偉(ワン・ウェイ)を「スペシャル・キッド」と呼んだ。当時23歳の「キッド」も34歳、チーム最年長(36歳の張玉峰=ザン・ユフェン=は臨時登録で本来はコーチ)となった。チームは相当若返ったが今も強肩強打の正捕手を担う。

 WBC世界初試合だった2006年3月3日の日本戦(東京ドーム)。上原浩治(当時巨人)から一時同点となる本塁打を右中間席に叩き込んだ。衝撃的なライナーで上原が「悔しくて眠れない」と漏らしたほど。記念すべきWBC第1号本塁打として名が残る。

 母国開催だった08年北京五輪。米国戦で本塁衝突プレーがあり、右膝じん帯断裂の重傷。09年第2回大会は出場できなかった。7年ぶりのWBCに懸ける思いは強い。

 「中国の野球を広めたい」と使命感を抱く。07年6月にはマリナーズと契約し、マイナー経験を積んだ。当時マリナーズのテッド・ハイド環太平洋部長はNBAのスター姚明(ヤオミン)に例え「王偉に可能性を見た」と中国野球の先駆者と期待していた。

 中国野球リーグ(CBL)は資金難などで昨年、公式戦が開催されなかった。「実戦不足は否めない」というジョン・マクラーレン監督は2月のアリゾナ合宿から「若い選手は経験豊富なベテランを見習い、日々成長していこう」と王偉や主将・李磊(リー・レイ)に期待を寄せている。

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