阿部執念の決勝打 侍ジャパンがブラジルに辛勝

[ 2013年3月2日 22:28 ]

8回日本1死満塁、代打阿部が勝ち越し点につながる二塁強襲打を放つ。捕手フランサ

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が2日開幕し、3連覇を目指す侍ジャパンはヤフオクドームでブラジルと対戦。7回まで1点を追う苦しい展開だったが、8回に代打攻勢が決まり5-3で逆転勝ちした。

 初回は坂本(巨人)が一飛、角中(ロッテ)が空振り三振に倒れ、2死から内川(ソフトバンク)がストレートの四球で出塁。4番の糸井(オリックス)は直球に詰まり三邪飛に倒れた。

 田中は先頭のオルランドに内野安打を打たれ、送球が走者に当たり逸れる間に二塁進塁を許し、いきなり無死二塁のピンチ。外野フライでオルランドが三進し、3番・レジナットに初球の直球をとらえられ左前へ先制適時打を浴びた。

 2回も2死から四球で鳥谷(阪神)が出塁し、暴投で得点圏の二塁へ。続く相川(ヤクルト)も四球を選び2死一、二塁としたが、松田(ソフトバンク)が左飛で同点の好機を逃した。その裏、田中は連打を浴びて1死一、二塁と再びピンチを迎えたが、遊併殺打で切り抜けた。

 3回、先頭の坂本がチーム初安打となる中前打。角中が犠打で得点圏へ進め、内川が死球で1死一、二塁としたところで糸井が右前へ同点の適時打を放ち1-1に。走者一、三塁と一気に逆転の好機だったが、稲葉は三振、長野は中飛で同点止まりだった。ピリッとしない田中に代わり、3回から早くも杉内(巨人)を投入。危なげなく三者凡退に切って取った。

 4回、1死から相川が四球を選び、松田の左前打で一、三塁に。坂本がやや浅めの左飛を放つと、相川が果敢にタッチアップし、勝ち越しのホームを踏んで2-1とした。その裏、先頭のレジナットに二塁打を浴びると、1死からサトウに中前打を浴び、勝ち越し直後に同点に追いつかれた。

 5回、侍ジャパンは3番・内川から始まる好打順で再び勝ち越しを狙いたいところだったが、三者凡退に終わった。投手は杉内から摂津へ継投。セーフティバントで出塁を許し、盗塁も決められ走者は二塁へ。先制打を放っているレジナットに左前適時二塁打を浴び、2-3と再び1点を追う展開になった。

 6回、先頭の長野が四球で出塁したものの、続く鳥谷が二ゴロ併殺打。相川も初球打ちで中飛に倒れ、わずか8球で攻撃を終えた。2イニング目の摂津は三者凡退に抑えた。

 7回、この回から登板した仲尾次(Honda)の変化球にタイミングが合わず松田、坂本が連続三振。角中の代打で登場した松井(楽天)は一ゴロに倒れた。摂津は3イニング目のマウンドへ。この回も三者凡退に切って取った。

 8回、1点を追う侍ジャパンは先頭の内川が左前打で出塁。4番の糸井が投犠打で得点圏へ進め、稲葉に代打で出てきた井端(中日)がしぶとく右前へ運び待望の同点打となった。長野が内野安打、鳥谷が四球で1死満塁とした場面で、相川に代わって代打・阿部(巨人)。鋭い二ゴロで三走が生還し、再び勝ち越した。さらに松田が中前打を放ち、1点を追加。5-3とした。その裏、能見(阪神)が登板。3人でピシャリと抑えた。

 9回は2番・松井から始まる好打順だったが、3人で攻撃を終えた。2点リードの最終回のマウンドには守護神の牧田(西武)。1安打を浴びたものの、無失点に抑え最後を締めた。

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