キューバ　最大６点差逆転！一発なくてもコツコツ１０点

＜ソフトバンク・キューバ＞７回１死満塁、逆点打となる２点適時打を放つフェルナンデス

ＷＢＣ強化試合 キューバ１０－８ソフトバンク

（3月1日 ヤフオクＤ）
　かつてのような豪打はないが、キューバが最大６点差をひっくり返す大逆転劇でソフトバンクを下した。ビクトル・メサ監督は「本戦へいいテストができた。大きな自信を持ちました」と胸を張った。あらためて高い打力を見せつけた。投手陣が崩れ、３回に一挙６失点。勝敗は決したかのように見えたが、ここからが真骨頂だった。

　４回、５安打を集中して４点。７回は先頭から４連続四球を選び、３単打も絡めて５点を奪い、逆転に成功した。指揮官が標ぼうする逆方向への打撃を繰り返した。「本大会でも同じような戦い方になる。本塁打よりも勝つことが重要。きょうのように全員で同じレベルの打撃ができれば、日本ともいい試合ができる」。投手陣は不安を露呈したが、逆に統制のとれた打撃陣のスキルアップが浮き彫りとなった。