「慎之助しかなかった」代打策ズバリで浩二監督ニヤリ

[ 2013年3月2日 22:53 ]

8回に代打で勝ち越し点につながる二塁強襲打を放った阿部(10)を迎える山本監督(右)ら

WBC1次ラウンド初戦 日本5-3ブラジル

(3月2日 ヤフオクドーム)
 戦前は“格下”と見られていたブラジルに思わぬ苦戦。8回に3点を奪って辛くも逆転勝ちで白星発進した侍ジャパンの山本浩二監督は「苦しかったですね。これが国際試合の厳しさですかね」と疲労感たっぷりの表情で話した。

 8回の逆転劇は2人の代打がズバリと決まった。1死二塁から登場し右打ちのお手本のような渋い打撃で同点打を放った井端(中日)には「自分のポイントを持っている打者で右打ちの上手さでしたね」と賞賛した。

 さらに1死満塁として送り込んだのは右膝違和感でスタメンを外れた阿部(巨人)。鋭い打球を放ち、勝ち越しの一打となった。苦しい試合展開を象徴するように厳しい顔つきで試合を振り返った指揮官も阿部の話題になると表情を緩め「あの場面は(阿部)慎之助しかなかったですね」とニヤリ。「ものすごく気合入っていましたね。その後もマスクかぶりましたんで、本当に気持ちがすごく伝わりました」と主将への全幅の信頼を口にした。

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2013年3月2日のニュース