大久保氏 楽天1軍打撃コーチ就任へ「ありがたい」

[ 2011年10月5日 06:00 ]

来季の楽天打撃コーチ就任が濃厚となった大久保氏

 楽天が来季の1軍打撃コーチとして前西武2軍打撃コーチの大久保博元氏(44)を招へいすることが4日、分かった。打線強化を目指している星野仙一監督(64)の強い意向によるもので、すでに球団幹部が同氏にコーチ就任を打診。大久保氏も本紙の取材に対し「いくつかの球団関係者の方から打診はありました。大変うれしくありがたい。コーチをやることに支障はないので前向きに検討したい」と受諾する意向を示した。

 今季の楽天はチーム打率・241、392得点はともにリーグ最下位(4日現在)。シーズン中には打撃部門のテコ入れ策として、5月16日に礒部公一打撃コーチ補佐を2軍降格、さらに6月5日には田淵幸一ヘッド兼打撃コーチをヘッド専任とし、本西厚博打撃コーチ補佐を打撃コーチに昇格させる人事を敢行した。来季に2年目を迎える星野楽天にとって、打撃強化は最重要課題。そこで白羽の矢を立てたのが大久保氏だった。

 星野監督は初めて指揮を執ったパ・リーグで西武の強力打線に着目。08年に西武の1軍打撃コーチとして「アーリーワーク(早朝特打)」を導入するなど独自の指導法でチームを日本一に導いた手腕を再評価していた。

 大久保氏は08年に知人女性に軽いケガをさせた疑いで書類送検され、09年3月に略式起訴された。責任を取る形で1軍打撃コーチから編成部に移り、10年に2軍打撃コーチに復帰。しかし、菊池雄星投手に暴力を振るったとして昨年7月に解雇された。現在は契約解除の無効確認や損害賠償を求めて訴訟中だが、大久保氏は「裁判を起こしたのはコーチとしての地位保全と名誉回復。コーチの話をいただければ、僕の指導は間違ってなかったと認めてくれる方がいるということですから」と訴訟を取り下げることも検討している。

 ◆大久保 博元(おおくぼ・ひろもと)1967年(昭42)2月1日、茨城県生まれの44歳。水戸商から84年ドラフト1位で西武入団。92年5月にトレードで巨人移籍。翌93年にはチーム第59代の4番も務めた。95年に現役引退。通算成績は303試合で打率・249、41本塁打、100打点。08年西武で1軍打撃コーチに就任し日本一に貢献した。

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