ルイス“日本式”で快投「広島で鳴り物の応援経験」

[ 2011年10月5日 06:00 ]

<レイズ・レンジャーズ>6回1安打の好投を見せたルイス

ア・リーグ地区シリーズ第3戦 レンジャーズ4―3レイズ

(10月3日 セントピーターズバーグ)
 日本で飛躍した右腕が、また大仕事をやってのけた。元広島でレンジャーズのコルビー・ルイス投手(32)が3日(日本時間4日)、レイズとの地区シリーズ第3戦に先発して6回を1安打1失点。チームに勝利をもたらし、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。右腕はポストシーズンで負けなしの4連勝。新10月男がチームの勢いを加速させる。

 唯一のピンチでルイスを救ったのは、他でもない日本での経験だった。4回、初安打となる先制ソロを被弾して、さらに四球と盗塁で無死二塁に。敵地のドーム球場には大歓声が反響した。それでも「広島で鳴り物のにぎやかな応援を経験した」と動じず、中軸3人を圧巻の3者連続三振。6回を1安打1失点。現行の形となった95年以降のア・リーグ地区シリーズの先発で6回以上を1安打以下に抑えたのは、史上初の快挙となった。

 99年ドラフト1巡目でレ軍入団。メジャー2年目の03年に10勝も、その後伸び悩んで07年まで計12勝止まり。しかし、08年に移籍した広島では2年連続で最多奪三振を獲得するなど計26勝。巧みな投球術と制球力を身に付けて、昨年レ軍に復帰した。そして2年連続2桁勝利。日本での経験なくして今の右腕の活躍はない。「日本の人々は僕を快く受け入れてくれた。日本での経験は野球人生を変えただけでなく、喜びと感謝の気持ちに満ちた人生の大切な1ページ」とルイスも感謝する。だからこそ、今年3月の東日本大震災では誰よりも心を痛めた。送った義援金50万円は、チームの中では最高額だった。

 異国の地でプレーする難しさを知っているだけに、今春キャンプでは移籍1年目の建山に「ベースボール・イズ・ベースボール(どこでプレーしても野球は野球だ)」と助言して、積極的にコミュニケーションを取った。この先に待ち受けるさらなる大舞台でも、ルイスは自分の投球を貫く。

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