落合竜ついに首位ヤに1差!和田2戦連続猛打賞

[ 2011年10月5日 06:00 ]

<中・広>6回、同点の適時打を放つ和田

セ・リーグ 中日6-4広島

(10月4日 ナゴヤD)
 落合竜が来た。中日は4日の広島戦で、チーム打率・230、380得点とともに12球団最下位の打線が、今季極度の不振を極めている和田一浩外野手(39)を筆頭に11安打6得点と爆発して逆転勝ち。最大10ゲーム離されていた首位ヤクルトについに1ゲーム差にまで迫った。今季限りでの退任が決まっている落合博満監督(57)の花道を飾るべく、逆転優勝に向け試練の13連戦初戦を最高の形で飾った。
【試合結果】

 チーム状態がいい時ほど、口数が減る指揮官には逆転優勝への道筋がもう見えているのだろう。会見場に現れた落合監督は「相変わらず動きはいい。このままでいい」と目を細めると、わずか3秒できびすを返した。

 グラウンドでは15年目のベテラン、和田が照れくさそうにお立ち台に立っていた。

 「こんな成績で使ってもらっているので、結果を残すしかない。一時期のひどい状況よりは、調子が上がってきているかな」

 1500試合出場のメモリアルゲーム。優勝争いの佳境で頼りになるのは、やはりベテランの力だった。先発の山井が4回4失点で降板。序盤でつまずきかけた試合をバットで立て直した。1点を追う6回2死一、三塁。2回にもバリントンから中前に適時打を放っている和田は「流れを切らないように食らいついていった」と外角の変化球を右前に運ぶ同点打。平田も2点三塁打で続いて一気に勝ち越し。得意の継投も決まって逃げ切った。

 昨季は打率・339、37本塁打、93打点でリーグMVPに輝いた和田だが、今季は開幕から大不振。打率は2割台前半から上がらず、9月には西武時代の03年4月以来、8年ぶりとなる2軍落ちも経験した。休日返上でバットを振り込み、マシンを打ち込むことで復調してきた。2試合連続猛打賞で打率はようやく・230。まだ規定打席に達している中でリーグ最下位だが、ここにきての復調はチーム打率、得点が12球団最下位のチームにとって何とも心強い。

 この日に石嶺和彦打撃コーチ(50)と高木宣宏投手コーチ(48)の今季限りでの退団が発表されるなど、落合監督の退任に伴う余波は続いている。それでも、13連戦の大事な初戦をものにして、8月3日の時点で最大10ゲーム差あった首位ヤクルトに1ゲーム差にまで肉薄した。球団史上初となる悲願のリーグ連覇こそが、落合竜の集大成となる。

 ≪2戦連続は3年ぶり≫中日が広島に逆転勝ちし3連勝。首位ヤクルトに6月8日以来118日ぶりに1ゲーム差に詰め寄った。この日は和田が2日阪神戦に続き3安打。自身2試合連続猛打賞は中日移籍1年目の08年7月3日阪神戦、同4日巨人戦でいずれも3安打して以来3年ぶりだ。なお、中日が5日の広島戦に勝ち、ヤクルトが阪神戦に敗れても首位交代はなし。中日が5日、6日と○○でヤクルトが●●か、●△、中日○△でヤクルト●●だと6日にも首位が入れ替わる。

 ≪和田(中日)通算1500試合出場≫4日の広島21回戦で達成。プロ野球173人目。初出場は西武時代の1997年4月30日の近鉄戦。

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