松井 15戦連続安打&張本、衣笠に並ぶ504号!

[ 2011年8月9日 06:00 ]

レイズ戦で、メルビン監督(右)と談笑するアスレチックス・松井

ア・リーグ アスレチックス5―4レイズ

(8月7日 セントピーターズバーグ)
 ゴジラの勢いが止まらない。アスレチックスの松井秀喜外野手(37)が7日(日本時間8日)、レイズ戦の5回に11号2ランを放ってチームを勝利へと導いた。連続試合安打はメジャー自己最長にあと2と迫る15。後半戦打率・451は依然、30球団トップの好調ぶりだ。日米通算504本塁打は、張本勲(スポニチ本紙評論家)と衣笠祥雄に並ぶ日本球界歴代7位相当となった。好調ゴジラのバットに引っ張られたチームは、敵地13カードぶりの勝ち越しとなった。
【試合結果】

 一振りで敵地を沈黙させた。1―3の5回1死三塁。松井は真ん中内寄りに入ったレ軍プライスの93マイル(約150キロ)直球を捉えた。昨季19勝左腕の失投は、右翼席に弾む同点弾となった。

 「真ん中に甘く入ってきたのでラッキーな部分もありましたけど、ちゃんと打てた。いい本塁打だったと思います」

 苦しい展開で、流れを引き寄せる一発。ボブ・メルビン監督代行は「タフな左腕からの本塁打は大きかった」と絶賛した。15戦連続安打で後半戦は30球団トップの打率・451。メジャーで強打者の指標となるOPS(出塁率+長打率)も同2位の1・214だ。

 好調の一因を、ジェラルド・ペリー打撃コーチは「良くない時は腰の開きが少し早くなるが今はそれがない」と語る。今季の全11本塁打のうち左腕から実に8本。元来左投手を得意としてきた松井だが、昨季は成績を残せなかった。左打者にとって左腕攻略は体を早く開かないことが鉄則だが、両膝を手術した影響もあって近年は踏ん張りきれず開き気味になることも多かった。だが、今季は膝の状態に心配がなくなり、常時出場が続くことで全盛時の「左キラー」の感覚も戻ってきた。

 もう一つ、夏男を支えるのは安定した食生活だ。メジャー9年目でも「米国独特のもので、これを絶対食べたいというものはあまりない。肉も日本で食べるのが一番うまい」と話す。それでも、いくら暑くても球場クラブハウスの食事はしっかり取る。行きつけでない店での生ものは極力避け、本拠地では愛妻による、公式球より一回り大きいサイズのおにぎりをペロリ。食欲が落ちないからバテることもない。

 ネット裏では前日に引き続きカージナルスのブルース・ベネディクト・スカウトが視察した。ジャイアンツ、ダイヤモンドバックス、パドレスなどのスカウトも熱視線を送る中で披露した一発。周囲が騒がしくなっても松井は「前半戦との違いは分からない。状態はいい。続けていきたい」とマイペースだ。その積み重ねこそがプレーオフを狙う他球団への移籍、来季契約という形で実を結ぶことになる。

 ≪再び人工芝で守備も≫松井が9日(日本時間10日)からのブルージェイズ3連戦で、再び人工芝球場で守備に就く可能性が出てきた。外野陣に故障者が続いているためでメルビン監督代行は「今のところ予定はないが、可能性はある」と口にした。前日は3年2カ月ぶりに人工芝球場で守備に就いた松井は「状況によってはあるかもしれないですね」と話した。

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