能見 快挙逃すも圧巻の“独り舞台”

[ 2011年8月9日 22:06 ]

真弓監督(右)から祝福され、笑顔の阪神・能見

セ・リーグ 阪神1―0中日

(8月9日 ナゴヤD)
 力ない打球が左翼手の俊介の前にぽとりと落ちる。阪神の能見は8回、中日の平田に初安打を許し、無安打無得点が消えた。

 それでも動揺を全く見せることなく、8回1安打無失点で6勝目。チームに今季初の4連勝をもたらした。試合後は「興味ないよ。自分のことより、チームが勝ったから」といつも通りの冷静な口ぶりだった。

 打撃でも0―0の2回1死一、三塁で「うまいこと野手のいないところに飛んだ」という右前適時打を放ち、決勝点をたたき出した。圧巻の独り舞台だった。

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2011年8月9日のニュース