斎藤 4勝権利目前の交代…梨田監督「これで、クソっと」

[ 2011年8月9日 06:00 ]

<楽・日>5回1死満塁、降板した斎藤はベンチ裏へ下がる際、梨田監督に尻を叩かれる

パ・リーグ 日本ハム4-2楽天

(8月8日 Kスタ宮城)
 悔しさを抑えることができなかった。2点リードした5回1死満塁。日本ハムの斎藤は、あとアウト2つで4勝目の権利を手にするところで交代を告げられた。

 何かをつぶやきながらベンチに下がると、グラブを置き、そのままタオルを持って通路の奥へと消えた。

 「コントロールに苦しみ、リズムを悪くした。野手の皆さんに援護してもらいながら、先発の役目が果たせず悔しいです」と広報を通じてコメント。試合後は、4連勝に沸き返るナインの中で一人、浮かない表情で「悔しいですね」との言葉を残しバスに乗り込んだ。

 2日のロッテ戦(札幌ドーム)まで11イニング連続無失点だったが、3回にバント安打で失点。「四球を減らすこと」を課題にマウンドに上がったが、この日も前回投球と同じ5四球と制球を乱した。「指にかかっていたときはいい球がいっていたけど、少し力みがあった」。カットボールやツーシームはワンバウンドする場面が目立ち、カウントを悪くした。

 5回は無死一、二塁から高須のゴロを捕球できず股間を抜けて適時打に。1死後に中村に四球を与えたところで、梨田監督が腰を上げた。「判断が難しかった。放らせたかったけれど、四球だったので」と説明。勝利投手の権利をはく奪したことには「本当は経験させながら勝ち星がつけばいいのだけど…。これで、クソっという気持ちを持ってくれたらいい」と今後の成長を期待した。

 4月24日(ほっと神戸)の対戦で本塁打を含む3打数3安打と打ち込まれた山崎には、3打席で3三振を奪った。斎藤は悔しさを糧にできる男。それを、次回の登板で証明する。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ(交代について)監督に我慢してもらった方。あれは投手として凄く悔しいものだけど、ああいう(悔しそうな)態度が、投手としては凄くいいと思う。それが次のエネルギーへとつながる。

 ▼日本ハム・鶴岡 走者の出し方が悪い。いい球もあるから、長い回を投げて勝ちがつくように考えていきます。

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