東野 直球、スライダーに続く第3の勝負球習得が急務

[ 2011年7月31日 06:00 ]

<ヤ・巨>ベンチで川口投手総合コーチ(左)と東野が渋い表情で言葉を交わす

セ・リーグ 巨人2-2ヤクルト

(7月30日 神宮)
 巨人・東野峻投手(25)に必要なのは3つ目の決め球だった。ヤクルト戦(神宮)で先発復帰も6回途中2失点。必要なのは、スライダー頼みの投球からの脱皮。抑えへの配置転換から6試合ぶりの先発は、足りない何かを痛感する結果となった。

 東野は最後もスライダーに頼るしかなかった。同点の6回1死満塁。川島慶に2ボール2ストライクから投じたのは外角のスライダー。空振り、もしくは内野ゴロを打たせる意図だったが、阿部の構えたミットより高く、コースも中に入った。ボール球が投げられる状況で制球ミスは許されなかった1球だけに「勝負球が高めに浮いてしまった。もっと低め、ボール球の意識を強く持たないといけない」と悔やんだ。

 この1球を右犠飛にされ降板するまで114球。3勝8敗2セーブと苦しむ今季を象徴する球数だ。直球とスライダーが配球の9割を占める。スライダーは横滑り、カット、縦に変化するカーブと中間のスラーブを投げ分けるが、今季は追い込んでもファウルでカットされ、仕留めきれない場面が目立つ。この日はチェンジアップ、フォークも投じたがまだ決め球の精度はない。

 開幕投手を務めながら、13日の阪神戦(甲子園)から抑えに配置転換された。持ち球だけ見れば正直、抑え転向は適材適所とはいえなかった。それでも原監督は「変わり身を期待した」からこそ配置転換。しかし、内海の左肩打撲での出場選手登録抹消もあり再び先発に戻った。「相手も研究している。傾向と対策でそれを上回るものを出したら、もっと良い投手になる」と川口投手総合コーチ。ステップアップへ、第3の勝負球の習得が急務だ。

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