ダルに投げ勝った!杉内がエース対決制し首位固め

[ 2011年7月31日 06:00 ]

<ソ・日>ダルに投げ勝った!!完投勝利した杉内はガッツポーズ

パ・リーグ ソフトバンク3-2日本ハム

(7月30日 ヤフーD)
 左右のエース腕が火花を散らした。ソフトバンクの杉内俊哉投手(30)が30日、首位攻防戦で日本ハムのダルビッシュ有投手(24)との投げ合いを制し、今季6勝目。チームを3連勝に導き、貯金は今季最多27。2位・日本ハムを2・5ゲーム差と突き放した。杉内、ダルビッシュともに通算46度目の2桁奪三振で、松坂大輔(現レッドソックス)を抜き歴代5位タイ。昨年9月25日(札幌ドーム)以来の激突は、予想通り熱かった。

 杉内は吠えた。これでもかと左の拳を強く握った。1点リードの9回2死、中田を141キロ直球でこの日12個目の三振。スーパーエース対決を制した左腕は興奮冷めやらぬ様子だった。

 「自分は5勝。ダルビッシュは13勝。ここ(ヤフードーム)で彼の勝ち星を増やすわけにはいかなかった。燃え上がるものもありました」

 2種類のスライダーがさえた。手首をロックした状態で投げる120キロ台後半の「ゲキ曲がりする」ものと、カーブのように縦に曲がる120キロ台前半のもの。打率トップの糸井に対しては、初回1死二塁では127キロの速いスライダーで空振り三振。1点差に迫られた9回1死では123キロの縦スラで追い込むと、127キロの横の変化で空振り三振に仕留めた。

 リーグ優勝を大きく手繰り寄せる涙の1―0完封を演じた昨年9月25日(札幌ドーム)以来の対決。4試合連続勝ち星なしで臨んだ、あの試合が転機となった。勝てない焦りが指先の感覚を狂わせ、スライダーが決まらなかった。しかし、1点差の9回1死一、二塁で糸井を迎えたところで「打たれたら仕方ない」と力を抜いた結果、スライダーが理想の曲線を描いて二ゴロ併殺に。「最後の最後に気づけて良かった」。持ち味である脱力投法を再認識した。

 秋山監督は「杉内は去年の最後の(日本ハム戦の)あの感じだった」と絶賛した。「勝てたのは自信になる。それがダルビッシュですからね。まだ6勝。後半戦に巻き返したい」と杉内。エースが勢いづけた流れは、一気に加速しそうだ。

 ▼ソフトバンク・高山投手コーチ 一つ遅い縦のスライダーがあったから、きょうの真っすぐはダルビッシュより速く見えた。

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